GoogleがNative ClientをChrome 14に実装, いよいよ次世代Webアプリケーションが…

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HTML5のオフライン機能は全世界のWebサイトに革命をもたらす, いやほんとに

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もう1年以上にもなるが、GoogleはNative Clientなるものを派手に前宣伝してきた。それは、オープンソースのテクノロジで、Webブラウザがネイティブのコンパイル済みコードを動かせる、というものだ。言い換えるとそれは、ネイティブアプリケーションとWebアプリケーションのあいだに、橋がやっとできることに相当する。それが今回ついに、Chromeでサポートされることになった。

GoogleがChrome Blogの今日(米国時間8/11)の記事で言ってるところによると、Chromeの最新のベータバージョン(バージョン14)には、Native Clientがある。その実装により、CやC++のコードをブラウザ内で実行でき、その間、JavaScriptなどのWebテクノロジが提供するセキュリティは維持される。

Googleはこう書いている:

Native ClientのアプリケーションはPepperを使用する。それはHTML5の能力にCとC++を結合する、一連のインタフェイスだ。その結果デベロッパは、自分たちのネイティブコードのライブラリを利用でき、ポータブルで高性能なWebアプリケーションを作り出す技能を持つことになる。

ここに来るまでが、長かった。Googleが初めて、Native Clientという言葉を口にしたのは、2010年5月のGoogle I/Oの会場だ。今年の2月にGoogleはデベロッパ向けのSDKを発表し、Native Clientがもうすぐ現実化すると告げた。そして今年のI/Oでは、Chromeの今後に関する発表の一環として、年内にNative Clientが実装されるという同社自身の期待を述べた。

Native Clientはオープンソースのプロジェクトだが、Googleが強力に主導している。開発の多くの部分を担当しただけでなく、Pepper Plugin API(PPAPI)もほとんどGoogleが仕上げた。それは、今のWebブラウザの多くが使っているNetscape Plugin API(NPAPI)の進化形だ(IEは独自技術を使っているが)。PPAPIはNPAPIよりも良いパフォーマンスを提供するが、それはNative Clientが動くための必須の条件だ。

デベロッパたちがこぞってNative Clientを利用するようになると、Webアプリケーションそのものの世代交代が起きる。ブラウザが、計算集約的なローカルコードとその結果を、リアルタイムで利用できるようになる。Web上のゲームやメディアは、飛躍的に進化するだろう。

Googleはまた、Web Audio APIがChrome 14ベータに含まれる、と言っている。これもやはり、ブラウザ上で遊ぶイマーシブなゲームの開発を可能にする。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))