速報:Google、Motorolaを125億ドルで買収―ラリー・ペイジ、「Androidのオープン性は維持される」

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Googleは先ほど、Motorola Mobilityを買収することで両社が合意したことを発表した。検索とオンライン広告の大手であるGoogleは携帯電話大手のMotorolaを約$12.5B(125億ドル)、あるいは1株当たり$40で買収する。支払いはキャッシュ。この買収額はMotorola社の先週金曜の引け値に対して63%のプレミアムを上乗せした額となる。Googleの手持ち現金は、前回の発表によれば$39B(390億ドル)だ。

プレスリリースの重要な箇所(理由、Androidへの影響)はこうだ。

全面的なAndroidパートナーであるMotorola Mobilityの買収は、GoogleがAndroidとモバイル・コンピューティングの全エコシステムに対しスーパーチャージャー的に活力を与えることを可能にします。ただしMotorola MobilityはGoogleからAndroidのライセンスを受けた企業としての地位にとどまり、Android自体のオープン性は以前と変わりません。GoogleはMotorola MobilityをGoogle本体とは別個の事業部として運営します。

公式ブログでGoogleの共同ファウンダー、CEOのLarry Pageは「GoogleがMotorolaを買収した理由は、Androidのスマートフォンとタブレットの大手であるだけではない、各種の家電やビデオ・サービス市場でのリーダーでもあるからだ」と述べた。

「同時に特許資産の強化も目的だ。これによってMicrosoft、Appleその他の反競争的妨害からAndroidをより確実に保護することができる」とペイジは付け加えた。

Motorola Mobilityは今年の1月までMotorolaのモバイルデバイス事業部だった。数年前、Motorolaは全面的にAndroid陣営に加わるという賭けに出た。製品としては“2009年11月にVerizonネットワーク上で最初のDroidをリリース、続いて2010年には“Droid X、“Droid 2を発表した。

現状で最大の疑問は、こうだ。HTC、LG、Samsung、Sony Ericsson、Acer、Huawei、Lenovoその他数多くのAndroidデバイス・メーカーがこの新展開をどう受け止めるだろう?

すぐにGoogleの電話会見が始まる。詳しい状況分析はその後で。今は「ひぇー驚いた!」と言うしかない。

プレスリリースの全文。

Google、Motorola Mobilityを買収へ

この統合はAndroidのスーパーチャージャーとなる―競争力が強化され、すばらしいユーザー体験が提供される

カリフォルニア州マウンテンビュー、イリノイ州リバティービル –(BUSINESS WIRE) 
本日、–Google Inc. (NASDAQ: GOOG)とMotorola Mobility Holdings, Inc.(NYSE:MMI)の両社は、GoogleがMotorola Mobilityの全株式を一株あたり$40.00のキャッシュで買収することで確定的合意に至ったことを発表しました。これは総額約$12.5B(125億ドル)となり、先週金曜日、すなわち2011年8月12日のMotorola Mobilityの株の終値に対して63%増となります。この合意は両社の取締役会の満場一致で承認されました。

「Motorola Mobilityは従来からAndroidを全面的に支持しており、両社の経営統合はきわめて自然なものといえます。両社が力を合わせることにより、消費者に対してすばらしいユーザー体験を提供できるだけでなく、Androidの全エコシステムの活性化のためのスーパーチャージャーの役割を果たすでしょう。その利益は消費者のみならず、広くすべてパートナー、デベロッパーに及びます。私はすべてのMotorola社員を新たなGoogleの一員として歓迎します」

全面的なAndroidパートナーであるMotorola Mobilityの買収は、GoogleがAndroidとモバイル・コンピューティングの全エコシステムに対しスーパーチャージャー的に活力を与えることを可能にします。ただしMotorolaMobilityはGoogleからAndroidのライセンスを受けた企業としての地位にとどまり、Android自体のオープン性は以前と変わりません。GoogleはMotorolaMobilityをGoogle本体とは別個の事業部として運営します。

Motorola MobilityのCEO、Sanjay Jhaは次のように述べました。「この買収によって、Motorola Mobilityの株主は大きな利益を得ます。また全社員、世界の顧客にとってもきわめて有利なチャンスが提供されたといえるでしょう。われわれはGoogleと協力してAndroidプラットフォームの前進のために全力を挙げます。この経営統合により、われわれは従来にもまして効果的なイノベーションを行い、モバイル、ホームITのあらゆる面で圧倒的に優れた機能の提供が可能になると信じています。

Googleのモバイル事業担当上級副社長、Andy Rubinは次のように述べた。「両社の協力はAndroidエコシステムに新たな地平を開くものです。しかし、われわれのAndroidに関するビジョンは不変であり、GoogleはAndroidがオープン・プラットフォームであるという約束を固く守ります。われわれは今後ともAndroidを活気あるオープンソース・コミュニティーとして維持していくつもりです。われわれはすべてのパートナーと協力して革新的なAndroidベースのデバイスを世界の消費者に提供していきます。

この買収が最終的に発効するためには、通常の手順に従い、アメリカ、EUを始めとする規制当局からの承認を受け、さらにMotorola Mobilityの株主の合意を得る必要があります。買収手続きの完了は2011末あるいは2012年当初を予定しています。

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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+