AmazonがKindleタブレットを7インチにとどめたのは賢明―モックアップ写真あり!

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Mockup 4

Amazonが先ほど発表したKindleタブレットは非常に重要な製品だ。これはいくら強調しても足りない。われわれのMG Sieglerは先ほど実機を手にして記事を書いている。上の写真はモックアップだ。

MGも書いているように、Kindleタブレットは噂されていた7インチと10インチの2種類ではなかった。今年の夏になってから急遽計画が変更され、Amazonは7インチモデルだけをリリースすることにした。

私の見るところ、7インチ版だけを発売するというAmazonの決断はきわめて妥当なものだ。Samsungその他のAndroidタブレットのライバルが震えるほど正しい決断といってもよい。詳しい説明に入る前に、現在iPadがタブレット市場の70-80を占めていることを確認しておこう。なるほどAndroidはiPad以外のタブレットに対しては優位を保っているものの、残され20-30%のシェアを全メーカーが分け合っている。

ところで、数カ月前から私は奇妙な事実に気づいた。ギークの友だちとの会話では「 iPadとXoom/Galaxy Tab/その他Androidタブレットを比較するとどうこう」という話題が必ず出る。しかし一般ユーザーとの会話では絶対にそういう話題は出ない。出るのは「iPadとKindleを比べると」という話題だ。

一般ユーザーはベッド寝転がって読めるような小型のタブレットを欲している。そうなればKindleだ。通勤列車の中で何か読むものが欲しいのでカバンの中にKindleを放り込んでおこうと考える消費者にとって、10インチのiPadは少し大き過ぎる。

また一般消費者は安いデバイスを望んでいる。ディスプレイが小型ならそれだけ安い。筐体もバッテリーもバックライトもすべて安上がりだ。発売後1年もたつのに、最安のiPadでも$499する。それに対してKindleタブレットは半額の$250だ。

同時にAmazonは多くのAndroidタブレット・メーカーとは異なる方向に動いている。つまり、「何でもできる万能デバイス」ではなく、機能強化版のKindleを目指している。本やその他のメディア体験だけをシンプルに提供する方向だ。もちろん、それ以外のこともユーザーが望むなら可能だ。そのためには独自のApp Storeが用意されている。しかしこれは通常のAndroidタブレットではない。たまたまOSがAndroidというだけで、これはあくまでKindleなのだ。

Samsung、LG、Motorolaその他すべてのAndroidタブレットのメーカーにとってはこの製品はひとつの警告といえるだろう。Amazonはすでに十分に一般消費者の間にブランドとして普及したKindleをベースにした安価で小型なタブレットを投入してきた。これは天才的だ。

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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+