「技術」の時代は終わり「経営」の時代に変わる–AppleとGoogleの変貌の意味

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“ムバラクも倒れた”、SalesforceのMarc Benioffが、同社の今年のDreamforceカンファレンスで、企業のソーシャル化の必要性を強調しながら、こう言った。”カダフィも倒れた。同じ理由で企業のCEOたちが倒れ始めるのは、いつからか?”。ソーシャル化しない企業を旧い独裁国家にたとえるとは、なんという比喩だろう! そうやって四半期の利益目標に達しなかったCEOは、何十年にもわたり、自国の国民を大量に虐待し、拷問し、殺してきた独裁者と同じだ、というのだ。

Benioffはもちろん、悪いやつではない、しかし気になるのはこれが、クラウドコンピューティングの時代を象徴する時代の寵児の言葉、つまり今日と未来の’時代精神’が語る言葉であることだ。ひとつの時代の終わりを告げる、神託のような。ぼくはAppleの独善的なやり方を決して好きではないが、しかしSteve JobsのCEO在任中は、真に革命的な製品を作ることによって、人間の能力に対する感覚と、そして世界を、何度も変えてきた。その彼が、現役を降りた。

一方Googleは、その広大な製品群の平原で、この夏をめいっぱい使って、大量の雑草駆除を行ってきた。同社の実験的遊技場だったGoogle Labsはどうなったか? 刈られた。昨年$182M(1億8200万ドル)で買ったSlideは? 刈り取られた。昨年$50M(5000万ドル)で買ったAardvarkは? これも姿を消した。十把一絡げで袋に放り込まれていた、さまざまな製品やサービスは? 完全に刈られた

今Mountain Viewで行われている血の粛清を生き残る者は、完全な収益性をもつ製品だけだ。Googleの(あのすばらしい)App Engineプラットホームは、もうすぐ大幅に値上げされる。PlusFeedのRussell Beattie は、それによってサーバ費用が30倍になるから自分のサービスを閉鎖せざるを得ない、と言っている。ぼくも自分の個人的なオープンソースのトラベルガイドプロジェクトにApp Engineを使っているが、その費用は50倍ぐらいになりそうだ…額的にはたいした額ではないが、でも上がることは上がる。Google App Engineの新しい料金体系は、SalesforceのHerokuプラットホームのそれによく似ている。うーん。

それは、Googleにとって良いことか? ビジネスとしては、もちろんイエスだ。同社は焦点を絞り、製品を整理し、社内の官僚主義を減らさなければならない。しかし同時に同社は、独立した実験的なプロジェクトの多くを閉鎖または放置して、Google PlusやGoogle Offersのような人真似プロジェクトに注力しているのが現状だ。Googleはいつから、その優れたアルゴリズムとスケーラビリティによって革新と変貌を続ける企業から、利益のために他社の真似をする企業に落ちぶれてしまったのか?

でも、今はそんな昔話を持ち出すべきタイミングではない。Jobsの退陣とPageの新方針により、AppleとGoogleはもはや、人びとの生き方を変えることではなく、ビジネスがメインの焦点になった。Marc Benioffという時代精神の目から見ると、二社間にもう何の違いもない。

多くのCEOやMBAたちにとって、それはもはや常識だろう。技術世界の人間たちだけが、同意しない。われわれから見ると、成功したビジネスは革命的な技術を世に広めるための手段であり、成功自身が目的ではない。ただし、誤解しないように。ぼくは自由市場と資本主義の熱烈な擁護者であり、偉大なビジネスが世界を変えると信じているが、ただし、たまたま副作用的にそうなるのと、意図的にそうなることとのあいだには、大きな違いがある。

最初のドットコムバブルがつぶれたときに書かれた有名なエッセイは、彼のテク企業の経営がベンチャーキャピタリストやMBAのものになっていくときの気分をこう述べている: “保育園の子どもたちがBoeing 747を盗まれて、それを取り戻そうとそこらのあらゆるスイッチを上げたり下げたりして、あがいている“、そんな状態と気分だ、と。この話は、技術世界の人たちにとって、なぐさめともなり、そして笑い話ともなるだろう。この話は、テクノロジ人種の–ふつうの人たちとの–違いも、再確認させてくれる。スーツを着た連中が、われわれのやったことや、やった理由を、支配することは、あり得ないのだ。そう信じてきた。でも残念ながら、われわれは彼らを甘く見ていたのかもしれない。

画像クレジット: Paul G, Flickr.

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))