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本の終り:イケアの書棚売り場に異変

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紙の本の時代が終った証拠がまだ必要な人は、イケアのちょっと気になる変化を見てほしい。家具メーカーを代表するBILLY書棚が、陳列棚の奥へ奥へとしまい込まれている。なぜか。消費者が本のためにこの棚を買わないことに、イケアが気付き始めているからだ。

これは炭鉱のカナリアとはかなり違うが ― 炭鉱の親方の喉がちょっとムズムズしているくらいか ― あらゆる兆候が物理的書籍の終りを示している。似た状況の例はいくらでもある。半端物セール以外でカセットテープ用ラックを売っているのを見たのはいつが最後だっただろう。大量のレコードを収納できる豪華な「ステレオ・キャビネット」は?バージン・メガストアは?

これを口にするのがいくら辛くても、いくら恐ろしく聞こえるとしても、本はわれわれを置いて去っていく。

Economist誌がこう書いている:

来月イケアは、おなじみの「BILLY」書棚に新しく奥行きの深いモデルを追加する。組立てパッケージ家具の巨人は、すでに書棚用ガラス扉を売り込んでいる。顧客がこれを、アクセサリーや小物、豪華本など ― 実際に読む本以外のあらゆる物を入れるのに使うことを想定しているのである。

書店は消えていくのか?私はそう思う。人気小説が電子ブックで提供されるようになって、最初になくなるのがペーパーバックで、残るのは「骨董」的なハードカバーだけだろう。私が向こう5年間で予想していること。出版社は大慌てで海賊行為を排除し始め、消費者に、次にハードウェア会社に激しく当たり散らし、そしてついには、音楽業界が今直面しているのと同じ長期低迷期に突入する。

私はライターである。本が大好きだ。出版業界を愛してもいるし嫌ってもいる。しかし、自分の商品がイケアに見放されたなら、そろそろ出版エージェントとの長い昼食を切り上げる時かもしれない。手遅れにならないうちに。

via SplatF

[Image: Sergej Razvodovskij/Shutterstock]

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(翻訳:Nob Takahashi)