サムスンが静かに世界征服を進めている

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果たしてSamsungのやっていないことなどあるのだろうか。私がピカピカのGalaxy S IIを買ったその週に、彼らはソーラー発電ネットブックを途上国向けに発売した。どの米国やヨーロッパの企業とも異なり、Samsung Electronicsはスマートフォンメモリー素子テレビ画面コンピューターハードディスク作っている。テクノロジー界史上かつてない軍備競争の中にあって、彼らは兵器ディーラーと侵略者の両方を兼ねる唯一の組織だ(ちなみにSamsung Groupの系列会社は、船舶と高層ビルを作り、生命保険を販売し、テーマパークを運営している。)同社の収益は、AppleやMicrosoftを越え、世界的普及度は他に類を見ない。

たしかに彼らはAppleと大がかりな特許戦争世界あちこち戦っている – しかし同時に、どのiPhoneもその26%はSamsungだ。彼らが法廷闘争にすべて敗れたとしても、iPad/iPhone/iTouchが1台売れるたびにSamsungの金庫はチャリーンと鳴る。彼らの主要スマートフォンやデバイスはAndroidだが、それとは全く別にBadaというスマートフォンプラットフォームを持ち、MeeGoの一部も所有している(ただし買収は否定している)。そうだ、Windows 8タブレットだっていつ出てもおかしくない。これは6ヵ月前には誰も関心を示さなかったことだが、GoogleがMotorolaを買い、他のAndroidベンダーが二級市民になるリスクを抱える今、長期的に賢い考えに見えてくる。

ソーラー発電ノートブックもそうだ。途上国市場は消費者向けテクノロジーに関しては、大ブームの機が熟しているが、インフラストラクチャーは未だに不備が多く、停電や電力不足は特に問題だ。だから郊外でも大都市でもソーラーパワーで寿命の延びるテクノロジーは歓迎だ。もちろん、本命ビジネスはスマートフォンだ。昨年私が予言したように、今年ケニアでは、Huaweiの90ドル+契約縛りなしのAndroid機がたちまちベストセラーになった。私の予想では今後6ヵ月以内にSamsungは、最小機能の低価格Android機 ― ソーラー充電もあるかもしれない ― を発売し、Huaweiを追って現在の「伝統的」スマートフォン市場以外の50億人をターゲットにするだろう。

もう一つ、意外な予想。彼らの製品はApple製品と、法廷、市場の両方で直接競合し、GoogleがMotorolaを買った今、ここも半分ライバルになった。しかし、Samsungには、クパチーノやマウンテンビューに見られるソフトウェアの才能やオンラインでのプレゼンスは、かけらもない。もし、この分野にも進出たいのなら(大きな「もし」なのはわかっている)、あわれで傷ついたYahoo!を買収することで半歩前進できるかもしれない。Samsungの桁外れの基準からすれば比較的安価だろうし、Yahoo!にとっても長い目で見て最高の展開だと私は思っている。

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(翻訳:Nob Takahashi)