SamsungとIntelが組んでLinuxベースの新OS Tizenを開発

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AndroidのパテントをめぐるMicrosoftのやり口に対しGoogleが“それはゆすりだ"

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Samsungがモバイルのプラットホームを多様化しようとあせって(?)いることは、今では誰もが知っている。しかし、Badaは、良くできてはいたが破産し、Androidは、Googorola(Google + Motorola)の行き先次第でどうなるか分からない。

でもSamsung自身はじっとしていない。Windows Phoneへの尽力と引き換えにAndroidのロイヤリティ*を払ったことにするクロスライセンス契約をMicrosoftと締結した。それだけではない。Intelとの関係では、SamsungはLinuxベースの新OS Tizenの立ち上げを支援している。これは当然、最近放棄されたMeeGoプラットホームに置き換わるものだ。〔訳注: ‘Androidのロイヤリティ’は原文のママ。今やAndroidはMicrosoftのものか?! 正しくは、’Android関連のパテントのロイヤリティ’と書くべきところ。〕

Tizenの開発主体はLinux Foundationだが、これは対象デバイスがスマートフォンやタブレット、スマートテレビ、ネットブック、車載システムなどだ。OS本体とSDKの提供開始は、2012年第一四半期の予定。Linux Foundationは、Fujitsu、Panasonic、NEC、Motorola、ARMなど大企業の会員が多いが、IntelとSamsung以外の主力選手はまだ不明だ。

新OS Tizenは、MeeGoと同じくLinuxベースのオープンソースだから、IntelのOpen Source Technology担当ディレクターImad Sousouが、”なぜMeeGoを進化させないのか?”、と問うのも当然だ。彼のブログ記事から引用しよう:

ごく少数のアプリケーションを除いては、今後はHTML5ベースのアプリケーションが主流になるだろう。だから研究開発への投資もHTML5へシフトすべきだ。HTML5へのシフトはしかし、モバイルが対象であっても、MeeGoがそうであったように、既存のLinuxの上にWebのランタイムを貼り付けたものではない。HTML5への注力は、HTML5のプログラマには見えないAPIが硬直的なものでなく、プラットホームの技術とともに進化し、各市場の特性や要件に応じて可変な形で、推進されなければならない。

しかしそれでは、Nokia N9のようなMeeGo製品のオーナーは今後どうなるのか? それが、まだ分からない。まず、IntelはMeeGoの開発を続けると約束しており、今後のアップデートの予定もある。しかし今月の初めには、Intelが実はMeeGoの開発を”一時的に”停止する、という噂が流れた。これに対するSousouの答はこうだ: “今後の2か月で、MeeGoのユーザをTizenに移行させる措置をとる。また、MeeGoのデベロッパをTizenに移行させる努力も、真剣に行う”。

もうひとつの疑問は、Badaの今後だ。Samsungは今すでにAndroidとWindows Phone 7を抱え、後者は今回のライセンス契約でより目立つ存在になるだろう。そこに、Tizenだ。多様性は結構だが、誰も、自分のデバイスのプラットホームがやせ細ることは期待しない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))