塩をひとつまみ加えてハードディスクの容量が18テラバイトに

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ハードディスクのサイズ拡大が今も続いているので、画像や音楽やゲームなどをたくさん保存できるのは嬉しいが、でもムーアの法則におけるトランジスタ数と同じく、その容量アップは簡単な技術ではない。Toshiba、TDK、Seagateなどの企業はつねに、1台のドライブ中に保存できるビットの量を増やす方策を模索している。今すでにそれは、ものすごい量だが、彼らの辞書には「これで終わり」という言葉はない。

本日(米国時間10/14)の進歩は、シンガポールのInstitute of Materials Research and Engineeringからやってきた。そこのJoel Yang博士が、ディスク上の一定面積内のビット数を、これまでの数倍に増やす方法を考えついたのだ。その秘密は、少量の塩を磁性体に混ぜることだ。

ハードディスクの表面には微細な磁石の粒でおおわれていて、その一つの直径がわずか数ナノメートルだ。粒子の集まりは、ほぼ整列した島のような状態で並んでいる。ハードディスクのヘッドがそれらの上を飛行して、1や0の集まりを作り出す。

微小な粒子は、特殊な溶液に対するナノリソグラフィー工程の適用により作られる(それ自体は既知の技術)。Yang博士が発見したのは、その溶液に少量の塩を加えると、より優れた粒子を作れることだ。”より細かい”と言わずに”より優れた”と言うのは、粒子自体の大きさは前と変わらないが、複数が集まって島を作るのではなく、個々の粒子をビットの保存単位として操作できるようになるからだ。これによってディスク表面のデータ密度がとても大きくなる。

今回デモされた1平方インチあたり1.9テラビットというデータ保存容量は、今日の最良のハードディスクの約4倍だ。粒子自体を小さくする技術にも成功しているので、その工程によると1平方インチあたり3.3テラビットが可能だ。ということは、近い将来、1台で18テラバイトのハードディスクが登場するわけだ。

Yangが塩の利用を開発したのは彼がMITにいたときだが、商業化に成功すればIMREの成果になる。店頭で実際に見かけるようになるのは2年以上先だろうが、なにしろすばらしい技術だ。博士の実際の論文は、ここにある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

“塩をひとつまみ加えてハードディスクの容量が18テラバイトに” への6件のフィードバック

  1. 0721seira より:

    なにこれすごいw

  2. 安齋忠作 より:

    ハカタの塩!!

  3. タークス より:

    塩…だと?

  4. or1gen より:

    最後には絶対愛。

  5. ユウキ より:

    企業用のバックアップが捗るな・・・。

  6. はっ!かっ!たっ!の(ry

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