YouTubeがクラウド上の無料ビデオ編集サービスWeVideoと提携–誰でもプロ級の作品が可能に

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クラウド上でコラボレーションでビデオを編集するためのプラットホームWeVideoが今日(米国時間10/19)、YouTubeとの統合を発表した。今日の午後以降、YouTubeのユーザはWeVideoのオンラインサービスの基本バージョンにアクセスして、ビデオにタイトルを付ける、エフェクトやアニメーションや音楽やナレーションを加える、などなど、ビデオの編集作業ができる。

このビデオ編集機能は、YouTube本体(YouTube.com/create)から直接提供される。

これまでにもGoogle/YouTubeはさまざまなビデオ編集ツールを提供しているが、おそらくWeVideoは、その中でももっとも堅固なツールになるだろう。YouTube本来の編集機能はあまりにもベーシックだし、Magistoをはじめそのほかのツールは、目的が限定されている。WeVideoでは、いろんな機能が揃ったプロ級のビデオ編集ソリューションが提供され、しかも、誰でも使えるぐらい十分に易しい。

YouTubeとのパートナーシップは、わずか1か月前にロンチしたばかりのWeVideoにとって、大きな勝利だ。会社はカリフォルニア州Sunnyvaleにあるが、もともとはヨーロッパのベンチャーCreazaからのスピンオフで、こちらは教育向けのムービーエディタをヨーロッパの25万人の学生生徒たちに提供している。

WeVideoのユーザはまだ2000人しかいないが、YouTubeとの提携により軽く100万には達するだろう。それに備えて同社はこの夏、プラットホームをAmazonのクラウドサーバに移した。これはサービスのスケールを可能にするだけでなく、エンドユーザにおける処理時間レンダリング時間を短縮する。デスクトップのエディタアプリケーションは、その速度がコンピュータのハードウェアに依存するが、WeVideoのクラウドサービスでは、有料ユーザ向けの高速処理もある。料金体系は階層状になっているので、処理速度だけでなくストレージのスペースやビデオの解像度なども、数段階設定されている(料金表はここに)。

YouTubeのユーザに提供される”スターター”パッケージは無料だ。ドラッグ&ドロップのような、使いやすいエディティングインタフェイスが提供されるので、誰もが手早く、音楽やトランジションやタイトル、そのほかのエフェクトなどを加えられる。

そのほか、WeVideo本体のサービスでは、複数のユーザが単一のインタフェイスを共用して、コラボレーション的にビデオを編集できる(YouTubeから無料で利用できる”スターター”パッケージには残念ながらコラボ機能はまだない)。このコラボレーション作業では、ライブラリの共用も可能だ。今は、他人のエディット結果を上書き編集することはできないが、将来的にはリアルタイムのビデオ制作コラボレーションも提供したい、とWeVideoは考えている。

WeVideo/YouTube統合の今後のバージョンでは、YouTubeユーザへのマーケットプレースが提供され、ライセンス付きのビデオクリップ、画像、音楽などの購入〜自作への取り入れができるようになる。某音楽ライブラリプロバイダ…レコード会社ではない仲介企業…との提携により、音楽は最初から約40万曲が提供される。使用料は、ポピュラーソング1曲で10ドルぐらいになる予定だ。

WeVideoは自己資本のみで立ち上がったが、それはCEOのJostein SvendsenとCTOのBjorn Rustberggardが自腹を切った140万ドルだった。今週、ヨーロッパの著名なエンジェルらから110万ドルのシード資金を獲得したが、じきに二度目の資金調達ラウンドがあるだろう。今検討されているのは、300〜500万ドル規模のシリーズAのラウンドだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))