Facebook、スポンサー記事をリアルタイムフィードに混入へ

次の記事

店に入るだけでポイントが―VisaとShopkickが画期的ポイントカード・サービスを開始

Facebookは古くから、ソーシャルコンテンツのストリームを広告で汚すことに強いためらいをみせてきた。しかし今日(米国時間11/21)、Facebookはサイト全体を通じて、広告ユニットの一つであるスポンサー記事のリアルタイムフィード中への表示を開始した。これは、ホームページにも表示され、新たな実入りの良い広告枠となる。スポンサー記事は有償広告ではあるが、友達やFacebookページなどのアクティビティーを表示するため、概して通常の広告ほどにはうるさくない。それでも、こうした広告をコンテンツに混ぜることで、広告があのサイドバー右下の檻から逃げ出すことを期待していないユーザーの反感を買う恐れはある。

昨年Facebookは、同社ソーシャル広告の次期ステップとして、スポンサー記事をスタートさせた。この広告ユニットによって、ブランドは通常ニュースフィードと同じような形で露出を増やすことが可能になった。最初の8か月間はサイドバーの中にのみ現れていた。しかし8月からFacebookは、友達が遊んでいるゲームに関するスポンサー記事を、キャンバスアプリやゲームを使っているユーザーに表示されるゲームティッカーに混入させ始めた。

この実験は、大きな反感を買うことなく進行したとみえ、その結果Facebookは、スポンサー記事をユーザーが聞いている音楽、読んでいるニュース記事、ウォールへの書き込み、友達の追加などが表示される通常のティッカー(リアルタイム・フィード)に表示することに踏み切った。Facebookの広報担当、Annie Taが私にこう言った。「月曜(今日)から、スポンサー記事のティッカーへの表示を徐々に展開していきます」。

スポンサー記事は、通常の広告に比べてクリック率が46%高いという結果がでていて、これはユーザー体験に優れ、広告主を引き付けられることを示している。Facebookの広告第一人者であるGokul Rajaramは、Facebookのあらゆる広告にソーシャルなコンテンツまたはコンテキストが含まれている将来を描いていると言っている。実際、同サイトの広告の大半はすでにそうなっている

最近Twitterがストリーム中の広告であるスポンサー付ツイートを流し始めたが、その反響は大方が予想したほどひどく否定的ではない。Facebookは、通常広告のかわりにスポンサー記事を使い、それを通常のニュースフィードではなくティッカーに表示させることが、収益化とコンテンツの尊厳との正常なバランスであると考えたのかもしれない。私はFacebookが広告をメインのニュースフィードに注入しなかったことを、賢明な選択だと思う。ニュースフィード体験の質こそが、このサイトを病み付きにさせる最大の理由なのだから。

本誌は今後スポンサー記事のティッカーへの表示が広まるにつれて、どんな反響があるかを引き続き注目していく。Facebookのサイドバーの広告スポットの数は比較的安定しているが、ティッカーに広告を表示する頻度はFacebookが操作可能だ。適切な最適化ができれば、Facebookは広まる不満のレーダー網をかいくぐりつつ、広告収入を押し上げて、IPOを待つ投資家たちを喜ばせることができるだろう。

[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)