SalesforceがソーシャルパフォーマンスプラットホームRyppleを買収して‘人的資本管理’サービスSuccessforceを立ち上げ

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Salesforce.comがさきほど(米国時間12/15)、ソーシャルパフォーマンスプラットホーム*Ryppleを買収したと発表した。買収の最終確定は来年初頭の予定だが、買収金額などの財務的条件は公表されていない。〔*: social performance platform, 社員のパフォーマンス(成績,成果,仕事ぶり)をソーシャルに上げていく仕組みを各ユーザ企業が独自に築けるホワイトレーベル的プラットホーム。〕

Ryppleはこれまでに$13Mの資金を調達しており、Web上のソーシャルパフォーマンス管理プラットホームとして、管理職や社員たちのパフォーマンス向上を支援している。何をやるのかというと、それまで会社が行ってきたパフォーマンスリビューを、もっとソーシャルでコラボレーション的なやり方に置き換えるのだ。そのソフトは”企業のためのZynga”と呼ばれていて、管理職はそれを使ってプロジェクトを追尾し、チームを導き、優秀なスタッフにはほかの社員に分かる形で賞賛を与えたりする。

Zyngaと比べられるのは、そのソフトが、ごほうびのバッジなど、ゲーム的な要素を取り入れているからだ。バッジが何を意味し、何を表すかは、ユーザ企業が決める。また社員たちは、MMORPGの仮想世界でキャラクターを育てていくときのように、自分の”獲得スキル”を増やしていく。

Ryppleが最近立ち上げたモバイルアプリを使って、管理職たちはスタッフにリアルタイムのフィードバックを与えたり、指導したり、目標管理をしたり、みんなに分かる形で誰かをほめたりできる。2008年に創業されたRyppleを、今ではFacebook、Gilt Groupe、Spotifyなども使っている。

Salesforceによれば、今回の買収はこのCRMの巨人(Salesforce.com)が、すでに同社サービスによるソーシャル化を導入している企業ユーザを顧客とする、’人的資本管理サービス’の市場に進出することを意味する。同社はRyppleを”Successforce”と改名し、人的資本管理の専門部署を新設する。その新設されるHCM(human capital management)部門の中に、Successforceも収まることになり、Salesforceのアドバンスドアプリケーション担当副社長John Wookey(以前はSAPやOracleにいた人)が部門の長となる。

また、既存の製品にもRyppleのサービスを加える。たとえばSalesforce Chatterの中では、人びとが同僚に謝意を表したり、バッジを獲得したり、成果を認めてほめる、といったことができるようになる。

人的資本管理はCRMサービスの自然な延長ではないが、でもSalesforceの次の一手としては意外ではない。とにかく同社はこのところ、企業のソーシャル化ソーシャル性を充実するものなら何でも導入してきた。人的資本管理は、同社の既存の顧客企業も含めて、大企業の大きな市場がある。だから”Successforce”は、製品としても収益源としても、ヒットする可能性が高い。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))