少なくとも米国ではMySpaceも死んではいない。ただ利用者ゼロに漸近しているだけ…

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スタートアップがTwitterをうまく使うために気をつけるべき5つのポイント

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スナップショットで見てみると、MySpaceもそこそこの規模で頑張っているじゃないかと感じるかもしれない。最盛期を過ぎたと見られているソーシャルネットワークにとって、これは良いニュースだと言えよう。ただエグゼクティブの顔ぶれが変わっても、デザインを変更しても、あるいはSpecific Mediaによって買収され、ジャスティン・ティンバーレイクの応援をうけても、徐々に利用者を減らしているというのは悪いニュースだ。TVとの連携で何かを始めるという話によって、状況が改善するのかもしれない。

などといろいろと話をしている元になっているのはcomScoreが発表した米国内の利用状況を示すデータだ。12月のデータが発表され、そこにMySpaceと他ソーシャルネットワークとの比較情報が掲載されている。

言うまでもなく、Facebookが相変わらず、これまでと同様に大差でトップを走っている。12月のデータでは、月次のユニークビジター数は1億6200万となっている。ちなみに11月は1億6600万となっていた。下がっているじゃないかと感じる人もおられることだろうが、これによってFacebookの勢いが止まったなどとは考えない方が良い。年間を通じてみれば季節変動もあるし、結局全体を通してみれば成長は続いているのだ。尚、確かにオンライン人口のほとんどを取り込んでしまったという面はある。成長率という面で見れば、Facebookは米国ないしその他の成熟市場国においてはゆるやかで、フラットな成長に移行していくのだろう。ちなみに上のグラフからはFacebookのデータは除いてある。Facebookが他を圧倒してしまっているので、同時に載せてしまうと他サイトの細かな動向が見えなくなってしまうのだ。それでも気になるという方のために、下にFacebookも載せたグラフを掲載しておく。

ちなみにTwitterは、この1ヵ月で200万ほどポイントを伸ばして、ユニークビジター数が3750万程となっている。大雑把にみれば4月からほぼ同じペースでスコアを伸ばし続けている感じだ。LinkedInは8月に伸びが止まり、11月から12月にかけては150万弱減らしてユニークビジター数が3350万となっている。

MySpaceの話に戻そう。11月から12月にかけて100万ほど減らしていて、12月のユニークビジター数は2400万ほどとなっている。1年前には5000万以上だったが、現在ではその半分以下にまで落ち込んだということになる。そして衰亡傾向はさらに続いている。モンティ・パイソンの「ホーリー・グレイル」に「まだ死んでない!」(I’m not dead yet!)というセリフがあったが、まさにそれを思い出させる状況にも思える。

ところで巨人Googleの生んだ、例のソーシャルネットワークはどんな状況だろうか。G+というような名前だった。こちらについては11月の1590万から12月の2060万と数値は伸びている。12月の全世界での数値はまだ公開されていないが、G+は世界中で存在感を増しているところのようだ。

最後に、いつもする若干の注意をしておこう。comScoreはサードパーティーの統計データ提供サービスとして最も信頼性の高い機関だとして扱われている。但し、そのcomScoreとてパーフェクトではない。comScoreを見るかぎり真っ暗闇の将来に見えるとしても、必ずしもそうであるとは限らない…と、ここで読者の方々と共にモンティ・パイソンの時間ということにしよう。

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(翻訳:Maeda, H)