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みんなで旅するtrippieceがリニューアルしてソーシャル旅行事業を開始

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「旅は道連れ世は情け」なんて言うくらいだから、一人旅もいいけど、ホントはみんなで旅したほうが楽しいはずだ。でも誰も周りに誘う人がいないい場合にはどうすればいいか。そこで出番となるのがtrippieceである。trippieceではユーザーは自分が行きたい場所の行きたい旅行を組み立てて、一緒にいってくれる人たちを募るソーシャルな旅の企画サイトだ。もちろん、誰かが立てた旅の企画に参加するだけだっていい。

昨年8月にリリースされたこのサービスがリニューアルをした。今回のリニューアルではインターフェイスが変わるとともに、ソーシャル旅行事業を開始する。このソーシャル旅行事業はユーザーが作った旅の企画を旅行会社が実際にツアーとして企画するというものだ。trippiece上で実際にユーザーを募ってからツアーを組み立てるので、見込客がどれだけくるかわからない通常のツアーよりも安く価格が設定できるのだという。現在、すでに企画されてこの2月に実現するものとして、マチュピチュ・ウユニ塩湖のツアーでは、市場価格が50万円のものを35万円(学生価格)で実現している。

trippieceは現在、中央大学の商学部に所属する22歳の石田言行氏が代表を務め、彼を含めて6名が運営されている。そのほとんどが学生のスタートアップである。昨年の8月のα版オープンから5,000人を超える登録ユーザー数がいて、おおよそ170程度の旅のプランが作られ、正確なトラッキングはできていないそうだが、おおよそ30程度の実際の旅が実現されたということだ。そして、この2月には企画されているものだけで、2,000万円の旅行企画の流通総額があるのだという。

なお、流通総額からの手数料売上で2月単月で200万円を得るという。順調にいけば、2012年の1年で6,000万円程度の売上となるそうだ。これ実現するのだとすれば、ゲームなどを除くソーシャルサービスとしては好調な出足といえるだろう。

なぜ石田氏がこのビジネスに着目したかといえば、trippiece設立前に、NPOのうのあんいっちを立ち上げた経験に基づいている。このNPOは世界で起きている問題を実際に行って写真に収めて多くの人に知ってもらうことを目的としているのだが、このときに多くの人たちが体験しに出向くという旅のニーズがあることがわかったのだという。なので、旅行を軸にしたものにはお金になる価値があると理解していたそうだ。もちろん、冒頭で述べたように、不安を払拭するために旅を共にする人を見つけることや、旅を共通体験とした友人を見つけ出すということもあるのだろう。彼の旅への思いは自身のブログに綴られている。

今回のリニューアルでは、ユーザー間のコミュニケーションが活性化されるように軸が置かれているが、今後はユーザーが企画した旅のプランを自動的にサイト上で旅行会社がツアー化していくような仕組みを実装していきたということだ。それ以外にもまだサイトには機能が追加されていくだろう。

trippieceは設立時にサムライインキュベイトから350387万円の出資を受け、この1月19日にはMOVIDAから500万円を調達していることを発表している。