Sonyの新型RGBWセンサーがカメラの露光を改良, 低照明下でもきれいな写真が撮れる

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Sonyがこのたび発表した新型のイメージセンサーは、必ずや今後の多くのスマートフォンが採用するだろう。それは、すでに天井を打っていると思われる画素数の増大ではなく、画像中の画素を作り出す感光井(light-sensitive wells)の配置の改良だ。

新型のセンサーには、従来の赤(red)、緑(green)、青(blue)をフィルタする画素のほかに、フィルタリングをしない画素成分があり、それはどんな波長の光でも受け取る。それは色の判定には使われないが、(Sonyによると)画素に感光度と輝度の要素を加える。要するに同社がやったのは、輝度を検出するハードウェア成分を新たに加えることだ。それは確かに、RGB成分の平均として輝度を求めるよりも正確なやり方だろう。とくに、照明の暗いところでの写真で、効果を発揮すると思われる。

プレスリリースには、低照明撮影における改善例(上の写真の右)と、”HDR”機能を使ってブローアウトをおさえ、露出を均質にしたビデオが示されている。色の測定と輝度の測定を別立てにすることによって、一定のクリッピング境界内の画像を作るときの、画像プロセッサの能力に余力が与えられる。

しかしこのアイデア自体は、前からある。たとえば、このような技術によって、画像を作りだす(捕捉するではなくて)LCDが、すでに存在する。Sharpの”Quattron”テレビには第四の(黄(yellow)の)画素があり、それにより輝度と色の暖かさを増している。もちろん受光センサーと一緒にはできないが、でも原理は同じだ。

しかも興味深いのは、その実装(というか試行)もSonyが初めてではないことだ。あのかわいそうなKodakが、2007年にこれの特許を認められている。今回のはSonyの独自開発だとは思うが、このセンサーの発売にあたってはKodakのライセンス取得が必須ではないかと思われる。Kodakも昨年はこの特許技術に熱心に取り組んでいたから、Sonyの発表のタイミングも偶然の一致ではないだろう。プレスリリース等にこの件の言及は何もないが、しかしSonyが主張しているのは、同社が新しいチップを開発したからこそ、この技術の実用化が可能になったのだ、と。そのチップは、一つのphotositeに必要な面積を小さくすることによって、高い画素密度を実現しているようだ。

この新しいRGBWセンサー(W==White)を使った製品の発売は、かなり遅れるだろう。センサー本体の発売が、13mpタイプが6月、8mpタイプが8月となっているから、それらを載せた携帯電話やカメラの発売は年末ごろかもしれない。ちょっと、楽しみだけどね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

“Sonyの新型RGBWセンサーがカメラの露光を改良, 低照明下でもきれいな写真が撮れる” への2件のフィードバック

  1. この手のイメージ写真って、どうして不適切なのだろうか。改善の意図を明確にするならば、両方とも適切な露出で撮影した上でノイズが低減していることを示さなければならないのでは?この写真では単なる撮影ミスにしか見えない。

  2. Umihiko Namekawa より:

    センサーサイズ、ピクセル数が同一だとすると、1色増やせばピクセルサイズがその分小さくなってノイズが増える。デジイチの大きいセンサーならまだ余裕あるだろうが、携帯の極小センサーじゃ画質低下のデメリットの方が大きいんじゃないかと素人考えするが、どうなんだろう?

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