Twitterがツイートに対するDMCA取り下げ要求を一般公開へ

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国別にツイートを検閲する、という昨日(米国時間1/26)のTwitterの発表は、反感を招(よ)んでいる。しかしその発表は、検閲の過程を透明にすることだけは少なくとも保証する、と言っている。苦い薬を、薄い糖衣で包んだのだ。

発表の中で同社は、Chilling Effectsと協力して、Twitterに送られてきた注意や命令を公開する、とも言っている。昨日の時点では、そのためのサイトはまだなかったが、今日からはchillingeffects.org/twitterでそれらを閲覧できる。

それはたしかに良いことだけど、検閲対象は国別だから、単一のサイトで果たして対応できるのか。そのデータベースには今すでに数千のDMCA取り下げ要求があるが、古いものも多い。データベースをどれぐらいのサイクルでアップデートしているのか、も不明だ。今月のものは少ないから、一週間足らず、というあたりか。

そのリストの閲覧は、15分程度のひまつぶしにはなる。うむ、実にいろんなものが、DMCA取り下げ要求に引っかかるのだなぁ。くだらないのが多いようだが、やっぱり、アバターの著作権問題もあるな。

おもしろいと思ったのは、複数のツイートの取り下げを要求しているものが多いこと。たとえばこれは、海賊版映画のリンクのある複数のツイートを指しているが、それらのアカウントは明らかにボットだ。DMCA取り下げ要求の対象は、権利保有者が懸念している映画に限られる。そしてそれは、正しいと同時に偏狭でもある。それらのアカウントは、著作権物へのリンクのためだけに存在し、しかも同じものを何千回もツイートしている。でも今回の問題では、関係者全員が個々のツイートを一つ一つ拾っているのだ。それはまるで、シジフォスの岩だね。

このデータベースには、特定の内容のツイートに対する、各国政府からの公式の取り下げ要求もあるのかもしれない。Twitterがそういう抑圧的な要求に応じることは、誰も歓迎しないが、しかし応じる場合には少なくとも、最大限の透明性をもってやってほしい。Twitterのユーザに今できる最良のことは、たぶん、このデータベースがつねに最新であることを確認し、どんなツイートが制限されたのかをよく知ることだ。もっと良質なソリューションがやってくるまでは、この新しいポリシーがもたらす害を最小化し、それをみんなが明白によく理解している状態にすることが、最優先だろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))