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多様なクラウドサービスを抱えるデータセンター〜サーバサイトを完全仮想化するNiciraが一般公開へ

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今の企業、とくにそのITは、よりシンプルな方向へと変わりつつある。だからデータセンターの構成や管理も、シンプルさが求められる。そこで、これまでステルス状態だったネットワーク仮想化サービスNiciraが、サーバとストレージをシンプルに仮想化する同社の革新的な方法を、今日から一般公開する。同社はそれと同時に$50M(5000万ドル)の資金調達を発表したが、その投資家は、Andreessen Horowitz、Lightspeed Venture Partner、New Enterprise Associates、そして個人投資家Diane Greene(VMwareの協同ファウンダ)、Andy Rachleff(Benchmark Capitalの協同ファウンダ)といった、そうそうたる面子だ。

Niciraの主製品であるNVPは、データセンターやサーバサイトにおけるネットワークハードウェアの物理的なあり方とはまったく無関係に、目的とするサービス構造に向けて最適化された仮想化分散ネットワークを作りだすソフトウェアだ。Niciraによれば、それによってネットワークのインテリジェンスとコントロールをハードウェアからソフトウェアへ移し、仮想化の処理を単純化する。

NVPの薄いソフトウェアレイヤが、物理ネットワークをひとつのIPバックプレーンとして扱う。作りだされる仮想ネットワークの、セキュリティやQoSのポリシー、L2リーチャビリティ、高レベルのサービス能力などのプロパティとサービスは、物理ネットワークのそれらと同じである。

同社によると、ユーザはサービスの準備と展開を数週間〜数か月でなく数分で完了でき、しかも既存のハードウェア/ソフトウェアのインフラには何ら変更の必要性がない。必要なものは、IPによるネットワーク接続のみである。

Niciraによると、これまでの仮想化データセンターには、使用できるアプリケーションやワークロードの物理的な配置に制約があった。そのためにユーザ側には、ワークロードの可移動性に制限が生じ、データセンターの稼働率を十分に上げられなかった。

NiciraのCEO Stephen Mullaneyの説明では、今のネットワークはクラウドサービスが多用されるデータセンター向けに進化していないし、既存のソリューションは柔軟性を欠き複雑だ。“必要なソリューションは、物理ネットワークの物理的なありように左右されない、それらと完全に切り離された仮想ネットワークを作ることだ。そういうソリューションにより、ネットワークは、そのほかのビジネスと同様、ハードウェアからソフトウェアへ遷移する。ソフトウェアが全世界を食い尽くすのだ”、と彼は言う。

NVPは、既存のデータセンターのハードウェアの機種等を問わない。既存のどんなネットワークにも展開でき、また将来ネットワークハードウェアをどう変えても、仮想ネットワークの利用/操作インタフェイスはまったく変わらない。NVPの使用料金は、従量制の月額である。その仮想ネットワークポートは、今後の柔軟なスケールが可能だ。ただし料金はポートの数等ではなく、あくまでも実利用量がベースだ。同社は、役員の多くをCiscoから引き抜き、AT&T、eBay、Fidelity Investments、NTT、Rackspaceなどがすでに顧客だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))