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良質な長文ジャーナリズムはこれから伸びるかな?–#MATTERがKickstarterで資金募集中

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Kickstarterのプロジェクトは、「iPad」「iPhone」「ケース」「スタンド」「シェル」「スタイラス」という言葉の組み合わせのものが多い。でもこれから紹介するプロジェクトは、「長文(long-form)」「ジャーナリズム」「Webサイト」の組み合わせだ。#MATTERと名付けられたこのプロジェクトは、Jim GilesBobbie Johnsonの脳から生まれ、Webとタブレットの上に良質な長文のジャーナリズムを実現することを目指している。

この二人がもっと一般的に人気があるもの、たとえば猫のお笑い写真集とかインターネット美人コレクションなどをやるというのなら、投資をおすすめするかもしれないが、ご両人の高尚なる取り組みは目標額5万ドルを要し、しかもいまどき、Jennifer Annistonが酔っぱらいのAndy Dickに迫られたときにどのバッグで彼を殴るか、という考察記事がまた一つ増えることのために、10ドルも出すひま人が、はたしているだろうか?

目標は相当シンプルだ:

MATTERはたった一つのことに集中し、その一つのことを他に類なく見事に行う。毎週われわれは、テクノロジと科学の分野の重要な問題に関する、超一流の長文の記事を一つ発行する。それは安易なリビューでもなく、とげとげしい意見でもなく、何かのトップテンリストでもない。たった一つの、見逃すことのできない記事、それだけだ。

ぼくは個人的に、形容詞は”安易な”や”とげとげしい”よりも”かったるい”や”高慢ちきな”が好きだが、でも、たしかに、ニコンがこのほど、同社のゴミのような製品、全自動デジカメの、シャッタースピードを改良した、なんてレベルの記事が今のWebには多すぎるよな。みんながそんな記事に見向きもしなくなったら、長文の良質な読み物に人気が出るかもしれない。そんな長文サイトが、読者に飽きられないようにするのも、これまたたいへんだと思うけどね。長いけど毎回おもしろい、という曲芸的努力をしなきゃ。

10ドル投資するとそのサイトに名前が載るし、25ドル出すと“取締役会”のメンバーになる。それはつまり、今後のネタのヒントを提供する会だ。MATTERは、ぼくのこの記事のような、かったるくて高慢ちきな記事あるいはサイトを、廃業に追い込めるだろうか? それはまだ雲をつかむような話だが、でもミャオ族が難民化しているときにMicrosoftがなぜトップ企業に登りつめたのか、というテーマで1万語の記事を書ける人がいるなら、楽しみだけどね。

プロジェクトのページ
〔訳注: わずか2日弱で、すでに目標額を達成している。おめでとう!これからいよいよがむばって!〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))