AngelList、スタートアップの売り込み資料の標準化を試行中

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もしあなたが新しい起業家あるいはエンジェル投資家で、まだAngelListを知らないとしたら、ちょっと考えた方がいいかもしれない。このソーシャルネットワークとコミュニケーションとクラウドソースを組み合わせたハイブリッドツールは、初めて起業する人々とエンジェル投資家とを結びつけるために作られた。「これは業界で最も重要なイノベーションと言っても過言ではない」と500 StartupsのDave McClureは、本誌が先月AngelList 2011年イヤーブックを紹介した記事へのコメントとして言っている。このイヤーブックには、コミュニティー(500のスタートアップと2500の投資家が参加し、1万2500の紹介が生まれている)、資金調達その他に関する主な出来事が掲載されている。

AngelListがタイムラインとCrunchBaseデータを合わせた以上のものの実験段階にあることはわかった。AngelListのベンチャー・ハッカー(元Friend.lyとWePayの製品責任者)、Khang Tranによると同社のゴールはシンプルだ。すばらしいスタートアップとすばらしい投資家をつなぐこと、そしてその過程で、同社はスタートアップが新しい”pitch deck page”[売り込み資料ページ]を使って自分たちをどう投資家に紹介するかを実験している。

共同ファウンダーのBabak Niviが本誌に話したところによると、この機能は未だに実験段階で正式に公開しない可能性もあり、一部の部品をスタートアップのプロフィールに組み込むだけになるかもしれないという。しかし、StartupStatsが指摘するように、同社は明言していないものの、頻繁に利用される売り込み資料の様式を標準化して、スタートアップが投資家に自社ビジネスを説明する時に利用できるようにすることは考えられる。

Polaris Venturesの代表パートナー、Ryan Spoonが今月書いているように、売り込み資料が製品やビジネスそのものより重要であるけとはないが、自分のスタートアップの説明、紹介をする最良かつ最も簡潔な方法を見つけることは、投資家の好奇心をそそり、彼らにもっと知りたいと思わせるために極めて重要である。

多くの投資家(そしてジャーナリスト)は毎月何百という売り込みを受けるので、自らのスタートアップのビジョン、影響力、魅力等を表現する簡潔にして完全な方法を見つけることは(彼の言うように)その後の成功と失敗の分かれ目になり得る。AngelListが、ファウンダーを投資家に紹介する場として極めて価値あるものになったことを考えれば、スタートアップが自らを知ってもらうためのデザインやレイアウト、メディア等を最適にしようとAngelListが実験しているのも当然だろう。

ここあるいは下に貼ったサンプルに見られるように、新しい売り込み資料には、スタートアップの名前、所在地、ロゴ、ドメイン名に加えて、製品のビデオや画像を載せるための枠が用意されている。その下には、社員の紹介、職歴、専門分野、投資家、投資家のことば、プロフィールをフォローまたは共有する仕組み等がある。

Khang Tranはこのプロジェクトの責任者であり、彼らはTailored(別名DressRush)の資料からアイディアのヒントを得たと言っている。起業家なら誰でも知る通り、売り込み資料を作ることは、投資家に会うための最善の方法と言ってよい。しかし、投資家にもっと聞きたいと思わせるような、美しくて簡潔なプレゼンテーションのデザインは面倒で時間がかる。多くの人が自分について語るのが苦手だが、自分の大切なビジネスについてとなればなおさらだ。

AngelListの新しいアプローチは、スタートアップが売り込み資料を作る際の手間を減らして標準化するすばらしい方法になり得る。しかし、AngelListにとっての鍵は、サイト上の全スタートアップに対して、等しく(かつ、より多く)出会いの機会を与えつつ、質の高い投資家に引き合わせることにある。それはかなり困難な道だが、もしAngelListが、プロフィール制作を面倒をなくすことができれば、投資家がサイトに滞在する時間は増え、クリックするプロフィールも増え、望むらくはより多くの紹介につながる結果となり、スタートアップにとって願ったりである。

私が見る限り、この売り込み資料の出来はすばらしく、サイトのデザインを統一、最適化したことが、自然により多くの出会いにつながると思われる。もちろん、標準化は両刃の剣だ。売り込みは得意でないが素晴らしい企業は、対等な競争の場を得られる一方で、みんなが同じパッケージに入ってくるために、真に優れた会社が目立ち難くなる。しかし、これがミーティングの増加につながったとしても、果たしてそれが何か悪いことなのだろうか?ミーティングが増えるということは、スタートアップがプロフィールページ以外で輝く機会が増えるということだ。。

Twitterでは評判が良いようだ。読者の意見を聞かせてほしい。イエスかノーか。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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