Facebookの位置API公開によって複数のアプリ間の相互運用性が劇的に高まる

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Facebook Location APIs

Facebookが今日公開した位置APIにより、サードパーティのアプリケーションはチェックインをインポートして表示できるだけでなく、ほかのアプリケーションがFacebookに投稿した位置タグ付きの記事や情報も利用できる。つまりこれによってFacebookは、いわば「位置バックボーン」となり、どんなアプリでも、意外性のある出会いや、そのほかの位置対応機能を実装できることになる。

これからは各アプリが自前で位置機能を実装しなくてよいだけでなく、ユーザは、複数の位置対応アプリを同時に動かしておかなくても、一つのアプリだけで何でもできることになる可能性もある。

Facebookの新任プロダクトマネージャJosh Williamsによると、これまではサードパーティアプリからFacebookに配信される位置やフレンドのタグ付き記事は“われわれのAPIの限界のために待遇が悪かった”。しかし今日ロンチしたAPIにより、それらの記事にはPlacesのタグや正確なGPS座標値をタグ付けでき、これまでのような単なる静的リンクから脱皮できる。…と言うWilliamsは、誰あろう、Facebookが最近買収したGowallaのファウンダだ。

Facebookが最初の位置サービスPlacesをロンチしたときは、FoursquareとGowallaとYelpなどごく少数のアプリケーションだけが、その非公開APIにアクセスして、チェックインをニューズフィードに掲載できた。その数か月後にはリードとライトとサーチのAPIを全デベロッパに公開した。しかしFacebookはチェックインよりもレイヤ(layer, 層)としての位置情報を重視し、それをどんな記事にも適用できるようにした。そしてAPIは、複数のアプリが記事や写真に位置を自由にタグ付けできるようには、アップグレードされなかった。

つまりユーザがPathやFoursquareで写真を撮り、それに位置をタグ付けし、Facebookに載せたとすると、そこに位置情報は含まれなかった。これによりFacebook自身も、ユーザの写真をタイムラインのマップにピン留めできず、写真を至近のフレンドのニューズフィードに(お互いが会えるように)目立つように載せることもできず、ほかのアプリにそのデータを使わせることもできなかった。

今回の新しいAPIと並行して、Williamsによれば、“サードパーティアプリの記事を掃除して、20世紀の旧世界の市民から21世紀の新世界の市民に生まれ変わらせる方法を編み出したい”という。そうすればアプリはFacebook自身のパブリッシャーと互角になれるのだが、“今回の発表は両者間のギャップを埋めるための正しい方向への大きな第一歩だ。今後も、改良を重ねていくけど”、とWilliamsは言う。

今後は、ユーザがPathやFoursquareのようなFacebookにも投稿できるアプリケーションをよく使うようになるだけでなく、このAPIは必ずしもHighlightやBanjoやGlassmapのようにチェックインを使わない、パッシブな位置アプリケーションのための機会を開く。それらはユーザを既存のお店やランドマークなどにタグ付けするのではなく、むしろGeoPointの仕様に従ってユーザを正確な緯度経度にタグ付けする。たとえば、そのようなアプリはユーザに、その座標値をFacebookにポストするよう促したり、長時間同じ位置にいたら自動的にポスティングを行う。

しかし、ぼくやほかの人たちが待ちこがれていたいちばんクールな部分は、リードAPIの改良によってデベロッパが、フレンドの座標を、彼らがFacebookに投稿した記事やそのほかの位置アプリから取り出せることだ。つまり、チェックインという明示的な行為がなくても、位置タグなどの付いたどんな記事でも取り出せるのだ。それが、Facebookに(も)投稿できる位置対応アプリからの記事であり、そして非公開指定でなければ、たとえばFoursquareの記事/ポストをHighlightで見たり、BanjoのそれらをGlassmapで見たりできるのだ。

そこで究極的には、ユーザは自分のお気に入りの位置アプリを一つだけ使うけど、その上でほかのいろんなアプリを使っている友だちのことが分かるし、また友だちにも自分のことが分かるようになる。できたてほやほやのユーザ数の少ないアプリでも、Facebookやそのほかのアプリからのチェックインを利用できる。すると、これからのアプリは、ユーザの獲得や奪い合いに苦労するのではなく、本当の意味の差別化、真の価値の実現に注力できるようになるだろう。

というわけでFacebookは、位置データのハブになっていく。そして自社のコンテンツフィードと広告のターゲッティングを充実させつつ、より広範囲なイノベーションを促進する。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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