バックグラウンド位置アプリGlanceeとHighlightは多すぎる通知の頻度という問題にどう対処したか?

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近い将来、いちいちボタンを押してチェックインするなど何もしなくても、携帯電話が近くにいる人、あなたが関心を持つかも知れない人を、教えてくれるだろう。でも、今年のSouth By Southwest(SXSW)で何千人もの人に分かったのは、今はまだそうなってない、ということだ。

新しいタイプの位置対応アプリ…バックグラウンドで動く位置アプリ…としてHighlightGlanceeなどは、たしかに頑張ってる。みんながパーティーをしてるとき、彼らの小さなチームの連中(そしてライバルたちも)は、近くにいる人を携帯のユーザに通知し表示する方法を、不眠不休で手直ししていた。

それは、うまくいっただろうか?

近くにいる人といっても、カンファレンスや大きなパーティーの会場では人数があまりにも多すぎてアプリケーションがパンクしてしまう。あちこちから、不平が聞こえてきた: 通知がスパム状態になるのを止められない、正しい結果を知らせてくれない。

不平の内容は、まだ検証されていない。バックグラウンドアプリは、誰もが使うものではない。自分の位置を共有したくない人もいるし、電池を節約したい人や、自分の近くに誰がいるか関心のない人もいる。

でも、この二つのアプリが人気者になりつつあることは、確かだ。Appleの合衆国iTunesストアでHighlightは、ソーシャルネットワークアプリのトップ25に割り込んだ。Android版もあるGlanceeは、Google Playでかなりの数字を稼いでいる。

では、これらのアプリは、大群衆に対応するために何をどう直したのか? GlanceeとHighlightのCEOや協同ファウンダや技術者たちに、詳しい話を聞いてみた。

それは、万人が満足するような変更ではない。しかし日常的に利用するぶんには、もっとニュアンスに富んだ“近くにいる人発見方法”に変わった。

GlanceeのAndrea Vaccariによると、通知は三つのものに基づいている。(1)フレンドや関心事項による互いの関連性(フレンドのウェイトのほうが大きい)、(2)この前のリコメンデーションからあまり時間が経過していないこと、(3)その人自身に関するリコメンデーションの有無。各ユーザ向けに微調整もするので、以上は普遍的な鉄則ではない。

彼の説明では、とくに苦労するのが、互いの関連性を求めるためのアルゴリズムだ(関心事項よりもフレンド重視、一般的な関心事項よりも珍しい関心事項重視、などなど)。リコメンデーションを送る頻度も、ユーザの動きで変える(よく動き回っている人には頻繁に、一箇所にじっとしてたり、深夜遅くだったら少なく)。また、その人のルームメイトと職場の同僚とそのほかの人とを、どうやって見分けるか(すぐ隣や前にいる人はその人がよく知ってる人である確率が高い)。

また、動きの激しい人には通知の頻度を多くし、同じ場所にずっといる人には頻度を下げる。この人は午前9時には仕事を始めるなど、スケジュール的な時間配分も考慮しなければならない。

Highlightのやり方はやや違うが、考え方は同じだ。通知(プッシュノーティフィケーション)は次のような重要度順で送られる: 友だちが接続、共通の関心事、日付、位置(10フィートまたは200フィート単位)、ここを前にほかの人と通ったか。

サンフランシスコでは、共通の友だちが1〜2名ある人や、共通の友だちはなくても共通の関心事が2つある人が表示された。しかしここでは、CEOのPaul Davisonが昨日のTCTVでぼくに語ったように、共通の友だちや関心事項の数がもっと多くないとだめだ(数十とか)。

このイベントで、デザインもわずかに、ただし重要な部分で変わった。近くにいて、しかも関連性の高い上位10名しか、表示しないのだ。これで表示が非対称(こっちはAさんを見ていてもAさんはこっちを見てない)になることもあるが、ビュー(表示)そのものはユーザがかなりカスタマイズできる。

全体的に見て、Highlightの通知はほかのアプリよりもかなり少ない。ぼくが試したアプリの中には、1日に50なんて、ひどいのもあった。Davisonも昨日同じことを言っていたが、通知の回数は一桁が適切だ。ただし彼の言うには、メッセージング機能やハイライト機能(とくに関心のある人をマークする)を使っている場合は、それらも表示される。次のバージョンでは、各タイプの通知の頻度をユーザがコントロールできるようになる。

ユーザがSXSWから日常生活に戻ったら、デベロッパたちはこのイベントのために行った変更を“日常へと”戻さなければならない。しかしユーザは今後、国中〜世界中のほかのカンファレンスやコンサートなどにも行くはずだから、そんなときには今回と同じような、大群衆の中での使い方を望むだろう。

こういうアプリから新しい形の共有が始まり、しかもそれを大型サイト(FacebookやFoursquare?)が機能として導入するかもしれない。だからこの週末にSXSWで行われた熱気に満ちた実験は、位置共有の新しい時代を告げるのかもしれない。単なる、騒々しくて人が多すぎて、電池を食らいすぎるビッグイベントではなくって。

[トップの画像は、Erick Schonfeldより。]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))