Mike Daisey
Foxxcon

マイク・デイジーのFoxconn告発が捏造だと暴いたジャーナリストに中国の工場の現場を聞く

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Rob Schmitzは中国の上海に駐在するジャーナリストだ。彼は中国各地の多数の工場を長時間取材し、Foxconnの深圳工場の周辺でも聞き込みを行った。俳優でジャーナリストのマイク・デイジーが12、3歳の労働者がいると告発した工場だ。Schmitzが調査した結果はデイジーの主張の多くを完全に否定するものだった。そこで私はSchmitzsの口から直接中国の工場の現場を聞いてみることにした。

「真実はきわめて複雑なものです」とSchmitzsは言う。Foxconnは中国で100万人を超える労働者を雇用している。Schmitzはデイジーが使った通訳のキャシーといっしょにFoxconnの労働者の多くにインタビューした。その結果、事実多くの問題―低賃金から給食への不満まで―があることことが分かった。しかしデイジーが主張したような虐待の事実はみつからなかった。

それには理由がある。Foxconnは中国と台湾でもっとも効率的に運営されている企業の一つだ。さまざまな問題はある。しかし問題が起きれば会社側は素早く対応してきたし、対応が遅い場合は労働者側はストライキを起こした

Schmitzも言うように真実は複雑だ。デイジーの捏造は中国の無数の下請け業者で現実に起きており早急な対応が求められる労働問題、環境問題から公衆の目をそらせてしまうという悲しむべき結果をもたらした。アメリカ人の誰もが知っているAppleとAppleの主要アウトソース先であるFoxconnを告発するというのは派手な話題づくりには絶好の戦術だったが、深刻な問題はそういうメディアのスポットライトが当らない部分で起きているのだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+