Y Combinatorデモデー、TechCrunchが選んだ、スタートアップ・ベスト10

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66のスタートアップが今日(米国時間3/27) Y Combinatorのデモデーに登場し、本誌では公開可能な39社すべてをカバーした。VCやテク業界の大物らと話した後、TechCrunchチームが集まってベスト10スタートアップを選んだ。彼らは商形態を破壊し、情報伝達手段を進化させ、電話をますますパワフルにしようとしている。

本誌の各セッションの記事は以下の通り(原文)。セッション12345。ここからみなさんのお気に入りを選んでいただけるが、ここに本誌が選んだ、世界を変えるか、少なくとも山ほどのお金を稼ぐと思われるスタートアップを紹介しよう。

Carsabi: 中古車を買うための進化した検索エンジン。Carsabiは三行広告からディーラーまで自動車販売に関するあらゆる検索エンジンを探してクロールする。すでに業界トップのAutoTrader以上に堀り出し物を見つけており、最低価格だけでなく値引きの大きい順にソートすることもできる。ソーシャル機能を使えば、友達に購入相談もできバイラル機構としても働く。そこは巨大な市場で、昨年6500億ドルが車の販売に費され、車の広告には38億ドルが使われた。Carsabiは2月中旬のスタート以来、毎週10%の成長を見せているが、これは節約できた人が友達に知らせるからだ。

Pair : カップルのためのプライベートなソーシャルネットワーク。先週初めてTechCrunchで紹介された。Pairは2人だけのタイムラインを作り、写真やビデオ、スケッチ、行動等を共有できる。iPhoneアプリはわずか4日前に公開されたが既に5万人以上の登録ユーザーがいて、100万件以上のメッセージを送り合っている。PairはSV AngelおよびPathのファウンダー、Dave Morinから資金を得ている。MorinがPairのチームにこう言ったそうだ。「Facebookはソーシャルネットワークの「町」を作り、Pathはそこに「家」を建てている。Pairは「寝室」みたいなもの」。ワンクリックの「あなたを思っている」ボタンを作れば大ヒットすると私は思う。

Priceonomics: あらゆる物のオンライン価格ガイド。欲しい物を何でも入力すれば、値段を教えてくれる。スマートフォン、ノートPC、テレビ、ステレオ等の中古品価格ガイドのようなものだ。Priceonomicsは何億件もの取引記録をクロールして人々が何をいくらで売っているかを調べる。3月には25万ページビューを稼ぎ、ターゲット広告による収益化を考えている。すでに、SV Angel、Andreessen Horowitz、CrunchFundその他のエンジェル投資家から出資を受けている。

Your Mechanic: 「自動車修理のAirbnb」を目指すYour Mechanicは、利用者を地元で一番の修理工と繋ぎ、家まで修理に来させてくれるウェブサイトだ。同社によると、通常の修理工場やカーディラーと比べて平均30%安いという。現在ブライベートベータ中で、これまでに9万ドルの仕事を請け負い、利用者は1件平均200ドル節約している。

Sonalight: 自らを「Siriの強化版」と称するSonalightは、運転中に声だけでテキストメッセージを送るためのアプリだ。電話機がポケットに入っていても働くとのこと。昨年10月のデビュー以来、すでに50万件のテキストメッセージが送られ、週平均5万通のペーシだ。長期的には、同社の音声コマンド機能を温度調節機等、他の機器で使えるようする計画だ。

42Floors: 商用不動産のためのTruliaを目指している42Floorsは、ite オフィススペースを探している会社のための洗練されたサイトを作った。42Floorsはほかにも、商用テナントが新しいオフィスに家具を入れる時のために、インテリアデザイナーや家具業者のためのマーケットプレイスも作っている。42Floorsは、既にSV Angel、Starftundはじめ10の投資家から資金提供を受けている。

Exec: 自分専用のパーソナル・アシスタントがいればと思ったこはないだろうか。このExecというアプリなら、10分以内に1時間25ドルで実現してくれる。Execは、クリーニングの受け取りや簡単な調査などの用足しやちょっとした外注できるサービスで、これまでのところかなり好調だ。先週利用した人の99%が、Execに頼んだ仕事に星を4つまたは5つ付けている。29%が使ってから1週間以内にリピートしており、今年ベータ版を始めて以来3万2000ドル分の作業を処理している。過去の紹介記事はここここにある。

Midnox: Lumaを作った会社。iPhoneで撮影したビデオをリアルタイムで手ブレ補正するアプリだ。さらにこのアプリはフル解像度のビジュアルフィルターをリアルタイムで加えることが可能で、しかも「非破壊的」、即ち、録画した後でフィルターの変更や削除ができる。他に、Lumaで撮ったビデオを編集、共有するためのツールを開発中だ。

Crowdtilt: 誰でも何にでもクラウドファンドするための簡単な方法。Kickstarterは大き目の組織やスタートアップには最適だが、Crowdtiltは少人数の友達同志のグループに適している。同サービスは発起人が資金を確実に得られることに特化しており、スタート以来6週間で40万ドル以上がこのシステムから生まれている。この数字は週に21%のペースで伸びており、利用者の34%が後に他のプロジェクトにも出資している。友達と費用をしあって楽しい旅行やパーティーを企画するのもいいだろう。

iCracked: もしあなたがiPhone、iPodまたはiPadを持っているなら、一度はスクリーンを壊したか、あわやという状態を経験している可能性が高い。こうした問題を解決するために、iCrackedが非常に好況なビジネスを立ち上げた。iCrackedによると、同社は現在米国最大のiOSデバイス修理会社だそうで、世界中に500人以上の技術者を揃え、壊れたり水没したデバイスを30分以内に競合の半額で訪門修理してくれるという。同社は過去3ヵ月に1万人以上の利用者があり、1月から3倍に増えた。毎週10名の新しいiTechs(修理人)と契約している。今後、iCrackedはiOS以外にも手を広げ、保険部門の設立、デバイス再利用モデルの確立を目指していく。

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(翻訳:Nob Takahashi)