Facebookの最新S-1申請書―上場目標株価は28ドルから35ドル、売り出し総額は50億ドルから63億ドル、特許紛争をリスクと認める

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Facebook S-1 To IPO Seal

先ほど、FacebookS-1上場申請書の5回目の改訂版を提出した。この最新版では、上場時の株価の目標、売り出し総額が明示され、Facebookが開発したOpen Computeプロジェクトに対するYahooの特許権侵害訴訟が潜在的リスクであることが認められている。

Facebookは1億8千万株のクラスA普通株を28ドルから35の範囲で売り出す計画だ。これは総額にすると50億ドルから63億ドルとなる。またこれ以外に既存株主は1億5741万5352株を売却する。

S-1申請書の該当部分。

Facebook, Inc.は1億8千万株のクラスA普通株(うち既存株主が売却する株式は1億5741万5352株)を売り出す。Facebookは既存株主の株式売却からは一切配分を受けない。今回の株式売却はFacebookにとって最初の公募であり、FacebookのクラスA普通株は現在まで公開市場で取引されていない。株式上場の際の株価は1株当たり28.00ドルから35.00ドルになるものと予想している。

これで売り出し株価を27ドルから35ドルと予測したわれわれの記事が正確であったことが確認された。Wall Street JournalとNew York Timesはいずれも「20ドル台後半から30ドル台半ば」という予測だったからわれわれの予測の方が正確だった。

Facebookは以前からYahooとの間で特許紛争中を抱えている。その結果、防衛のためにMicrosoftから5億ドルに上る特許ポートフォリオを購入せざるを得なかった。FacebookはまたYahooからFacebookが開発したOpen ComputeプロジェクトによるハードウェアはYahooの特許16件を侵害しているという通知をYahooから受けたことを明らかにした。

これに対するFacebookの見解は以下のとおり。

Yahooの書簡はFacebookばかりでなく、前向きな思考をする多くの企業、技術者によって開発され、利用されてきた無数のイノベーションによるオープンソースによるグリーン・テクノロジー全体を狙い撃ちにするものだ。われわれは全力を挙げてYahooとの現在の裁判を戦っていく。今後あり得る新たな訴訟についても同様だ。

つまりFacebookには現在Yahooから起こされている12件の特許権侵害訴訟で勝利したとしても、Yahooとの間にさらに問題が控えているということになる。しかしトラブルの種を抱え込んだ点ではYahooも同様だ。Facebookが開発した環境に優しいエネルギー節約タイプのハードウェアに対して特許権侵害訴訟を起こしたことで、Yahoo自身も「イノベーションに敵対する特許トロル」という非難をいっそう強く浴びることになるだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+