EvernoteのAndroidアプリが刷新でビデオ機能が追加(ただしドコモユーザーのみ)

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EvernoteのPhil Libinが来日して事業戦略を語る「2013年末にはIPO readyに」

今日のPhil Libin氏の来日記者会見で、EvernoteのAndroid向けアプリが刷新されたことが発表された。新たにリリースされたEvernote for Android 4.0では、ユーザーインターフェイスが一新され、ホーム画面からすべての機能にアクセスすることが容易になっている。

今回のアップデートで注目に値するのは、初めてサポートされたビデオ機能だろう。ただし、現在のところこの機能はNTTドコモユーザーのみの対応となっている。世界各国でサービスを提供しているEvernoteだが、なぜドコモユーザーだけに機能を制限しているのかといえば、すでに出資などの提携関係もあるが、ビデオをアップロードして保存するのには高品質のネットワークが必要であり、実証や検証のためのキャリアとの緊密な関係が必要であるからだ。とはいえ、今後はビデオ機能を他のキャリアやプレミアムユーザーに対しても公開していく予定だそうだ。

なお、ドコモユーザーはビデオ機能の他にも以前からEvernoteのプレミアム会員として1年間利用できるキャンペーンを実施しているが、こちらの特典についてはさらに2年契約を更新している。

これ以外でもプロダクトのアップデートについていくつか発表されている。たとえば、2012年後半にはEvernote for BusinessというB to B向けのサービスも提供予定だという。

Evernoteは自分たちが使いたいもの、自分たちが好きなもを作るという考えでサービスを開発してきたが、Evernote社自身が会社として成長していくにつれ、ビジネスの中でもEvernoteを活用したいと考え始めたという。そこで、Evernote for Businessを開発することで自分たちだけではなく他の企業にとっても便利なサービスを提供したいと思ったのだという。具体的な機能は発表されなかったが、数十人から数千人規模でも使えるような機能を提供する予定だそうだ。

さらにLibin氏自身も不満を持っていたという共有機能も強化していくそうだ。これまでの共有機能はたしかに使い方がわかりにくいし、UIも他の機能に比べて劣っていた。なので、この1年間で共有機能のデザインを考えていたという。これからは共有とコラボレーションによる素晴らしいユーザー体験を提供できるように変更を行っていくそうだ。

Evernoteが改善を行うのはもちろん必要なのだがサービスの充実にはサードパーティ存在が重要になってくる。現在Evernote API利用した連携アプリケーションのうち約3分の1が日本からで、FastEverなど連携アプリで売上が上位にランクインしているのも日本の開発者によるものが多い。ディベロッパーコミュニティーも日本が一番アクティブだというから、Evernoteにとって日本は重要なマーケットだということがうかがい知れる。

なお、Evernoteはディベロッパーコミュニティーを活性化するためにいくつかのイベントを実施している。たとえば、Evernote DevcupはEvernoteに連携するサービスを開発するコンテストだが、その優勝賞金は20000ドルだ。また開発者向け、ユーザー向けのカンファレンス、Evernote Trunk Conferenceも8月24日にサンフランシスコで開催されるということだった。