
オーストラリアのオンラインショップの開拓者として20代で大富豪になったRuslan Koganは今、消費者電子製品の製造販売サイトKogan.comのファウンダとして、1億ドルあまりの年商を誇っている。しかしこの際重要なのは、そんなことよりも彼が騒ぎを起こすことが大好きで、自分がだめだと思ったものをやっつけるのを恐れないことだ。
そんなKoganが今日(米国時間6/13)のブログ記事で、彼の会社が世界で初めてサイトのユーザに“Internet Explorer税”を課す、と発表した。ジョークのようだが彼は真剣だ。彼はIE7が好きでない。なぜか? それが‘むかつくブラウザ’だからだ。
今後Kogan.comは、IE7を使ってサイトにアクセスするという最悪の無礼を働いた厚かましいユーザには、一律に、購入額の6.8%の税を課す。彼はIE7のことを、“ブラウザの骨董品”と呼んでいる。
でも、怒り狂ったIE7のユーザがたいまつとピッチフォークを振り回して蜂起することは、どうしても防ぎたい。そこでKogan.comは、IE7を使わずにすむための簡単な方法、すなわちアップグレードを推奨している。やれやれ。
冗談はさておき、彼はIE7が消え去るべきだとまじめに考えている。まあその意見に反対するのは、五指にも満たないおばあちゃんだけだろうが。IE7は、彼のサイトで経費を発生するからだ。彼の言い方は辛辣だ: “弊社に巨額の経費を発生するだけでなく、あらゆるオンラインビジネスを冒し、インターネット全体では数百万ドルの無用な費用を発生させている”。
Koganによれば、彼のサイトで買い物をすると安いのは、テクノロジとクラウドをフル活用して操業のスリム化と効率化に努めているからだ。彼のITチームが、サイトがIE7のユーザにも正常に見えるためにあまりにも多くの時間を費やすとき、しかしそのような時間は本来、サイトのさらなる効率化など、より有意義な目的に使うべきなのである。
彼はMicrosoftとInternet Explorerを絶滅させるための十字軍を興したいのではない。単純に、ユーザにアップグレードしてほしいだけだ。ChromeやFirefox、Safari、Opera、そして8以降のIEのユーザは、無税でKoganのサイトを利用できる。
彼の結論はこうだ:
これによって弊社はサイトをより効率化でき、価格を重視するお買い物客のために低価格を提供でき、IE7による腰痛を世界から根絶できるであろう。
IE7を使っている人はすでにかなり少ないから、これはサイトの宣伝のためのスタンドプレイかもしれない。しかしついこないだまでは、この国の政府省庁や医療機関などはすべて、IEの古いバージョンを使っていたのだ。まあ宣伝であるとしても、Hacker Newsのコメントは読む価値があるだろう。これを読んだ本誌読者のみなさんの感想も、聞かせてほしい。世の中にまた、口の悪いデベロッパと慇懃無礼な法律家が、たくさん増えたようだけど。
