アップルは過去5年間で2億5000万台のiPhoneを出荷、1500億ドルを売り上げた

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AppleがiPhoneで大儲けしていることは誰でも知っている。iPhoneは、Androidベースの全機種を足し合わせると数では劣るものの、単一の機種としては数あるスマートフォンの中で最も人気が高い機種として市場に君臨している。iPhoneの5周年記念日が近づいている。6月29日だ。Strategy Analyticsがこれまでの実績を計算してみたところ、Appleは世界で2億5000万のiPhonesを出荷し、累積で1500億ドルをもたらしたと試算された。

この数字は、2007年にリリースされた最初のモデルから最新のiPhone 4SまでのiPhone機種全体を対象としている。Strategy Analyticsは、それらの中で(価格と数量の両面において)トップだったのはiPhone 4であると教えてくれた。けれども、最近のニュースの中には暗い影もある。Strategy Analyticsでは、最初の5年間が輝かしいものであったのであれば、次の5年間は以下の理由によりずっと厳しいものになるだろうとしている。

1つの理由としては、スマートフォン市場の成長が鈍化していることがある。そしてSamsungなどのAndroid競合事業者が取り組みを強化している。また、事業者はiPhoneに対する販売奨励金を出し渋るようになってきている。iPhoneはAndroid機種と比較してプレミアム付きの価格設定がなされているが、ユーザーが高額のデータプランに加入する条件としてキャリアが機種の大幅値下げをすることがよくある。電話機が無料になることもある。

「iPhoneにとって次の5年は厳しいものになることを示す兆候はある」としたうえで、「いくつかの携帯電話事業者はiPhoneで使用されている高い補助金に懸念を抱き始めている。一方、Samsungは人気の高いGalaxyモデルを拡販しており、確実にAppleと戦えるようになってきている。」と、アナリストNeil Mawstonは電子メールでコメントした。

競争状態の有無にかかわらず、米国や欧州などで大多数の携帯電話ユーザーにスマートフォンが浸透している今、携帯電話機メーカーはどこもますます厳しい市場の中で販売していくことになろう。Strategy Analyticsでは、2012年第2四半期の携帯機種の出荷は「元気のない」4%増になると予想している。この背景には、欧州、アジア、北米での景気減速がある。

一方で、もしAppleが新しいiPhoneモデルをリリースするならば、また、それにより4G機種が魅力的な商品として生産されるならば、上記第2四半期の数字は年度後半には改善されるだろう。

Appleの第3四半期を対象とする次期決算は7月に発表される。

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