Drive for iOS

Google Drive iOS版を使ってみた―UI、オフライン機能、料金などを詳しく紹介

次の記事

Google Drive、ユーザーは1000万―iOS、 Chrome OS版をリリース

photo 1

今朝(米国時間6/28)のGoogle I/Oカンファレンスで発表されたとおり、Googleは先ほどiOS版のGoogle Driveをローンチした。これによってGoogle Driveのすべの機能(従来のGoogleドキュメントの機能を含む)がiPhoneとiPadのネーティブ・アプリとして利用できるようになった。アプリはすでにiTunesに公開されている。これでDropboxを始めとするライバルは苦戦を強いられることになりそうだ。

しばらく前からGoogle Driveはモバイル・ウェブ版を提供していたが、多くのユーザーがネーティブ・アプリを望んでいた。優れたネーティブ・アプリを提供しているところがDropboxの大きな強みだったが、今日でその強みは失われた。

ナビゲーション

Google DriveのアプリはFacebookが広めたレイアウトを利用している。左上隅のボタンをタップして画面を右にスライドさせるとナビゲーションが現れるスタイルだ。

アプリを起動したときに現れるホームページにはマイドライブ、共有アイテム、スター付き、最近使用したファイル、オフライン利用可能ファイルなどのリストが表示される。 これはデスクトップ版でログインした場合と同じだから使い方で迷うことはないだろう。ナビゲーション画面では左側のボタンを押せば即座にホームページに戻れる。

詳細画面、オフライン・アクセス、オフライン編集

Driveのホームページではまずフォルダ、続いてファイルがアルファベット順に表示される。ホームページでファイルにスターを付けたり、矢印をタップして詳細(Details画面を開くことができる(ファイルそのものをタップすればもちろんファイルが開く)。詳細スクリーンにGoogleDriveの極めて重要なセールス・ポイントであるオフライン・アクセス機能が含まれている。

デフォールトではファイルのオフライン機能は無効になっている。–トグルスイッチをタップしてファイルごとに有効化する必要がある。ファイルの数が多い場合にはファイルをフォルダに集めておいてフォルダのオフライン・アクセスを有効化すればよい。

ファイルの編集処理プロセスはまだ理想的にスムーズというわけにはいかない。今のところまず文書やスプレッドシートの編集には画面右上のボタンを押してファイルをSafariで開く必要がある。編集が終わったらデバイスのホームボタンを押して一旦終了し、アプリを再起動する必要がある。デバイス内で新しいアイテムを作成することはできない。またカメラロールから直接写真をアップロードすることもできない(この点について後でまた述べる)。この点ではDropboxの方が優れている。しかしファイル名の変更はできる。また以前のGoogleドキュメントではサポートされていなかった画像、動画、テキスト、PDF、MicrosoftOfficeなどのファイルを開いて内容を見ることができる。ユーザーがインストールしたさまざまなアプリ、SkyDrive、Evernote、Dropbox、Kicksendなどさまざまなアプリでファイルを開くことができる。

検索

Driveのデスクトップとモバイルの同期は完全なリアルタイムではない。しかし非常に速い。パソコンからファイルをアップすると数秒でiPadに現れる。検索処理も非常に速い。キーワードがファイル名には存在せず、ファイル内にしかなくてもヒットする。今朝のカンファレンスで写真からOCRで文字を読取る機能がデモされていたが、実際問題としてはPDFの内容が検索可能になるのが非常に大きなメリットだ。これはDropboxに対する重要な優位性となるだろう。

デモでは「ピラミッド」と検索するとエジプトのプラミッドの写真がヒットするというデモがった。私もiPhoneにこの写真に「エジプト」と名前を着けて保存し、「ピラミッド」で検索してみたが、残念ながら私のGoogle Driveはこの写真を発見できなかった。画像検索まだ当たり外れが激しいようだ。

共同作業

Google Drvieもう一つの大きなセールスポイントはアプリ内から他のユーザーと共同作業ができることだ。ただし、iOS版では共同作業の相手とファイルを共有できるだけで、デスクトップ版のようにリアルタイムでの共同作業ができるわけではない。詳細画面からメール・アドレスで共有相手を指定して共有ができる。デフォールトの設定は「閲覧のみ」だ。編集を許可するには共有相手の名前をもう一度タップしてパーミッションの設定を変える必要がある。共有許可の取り消しもこの画面で行える。

リアルタイムでの共同作業はできないとはいえ、ファイルをオープンする都度、最新の編集結果が読み込まれる。手間はかかるが、ファイルを閉じては読み込むのを繰り返せばリアルタイムに近い共同作業ができることになる。Dropbox上での共同作業も似たような状態だ。

料金プラン

しかしDropboxその他のエンドユーザー向けオンライン・ストレージにとって各種の機能以上に脅威なのがGoogle Driveの料金プランだろう。Dropboxでは2GBが無料で、それ以上のスペースは有料となる。Driveは5GBが無料だ。しかもGoogleドキュメントのフォーマットに変換されたファイルはDriveの保存容量に含まれない。 追加容量の購入はこちらから。Dropboxの料金プランはこちら。Dropboxは50GBが月9.99ドルから始まる。Googleでは20GBが年5.00 [アップデート:これは私が契約しているプランだが、新規ユーザーにはもう提供されていないことに気づいた]25GBが月2.49ドルから始まって100GBが月4.99ドルなどとなっている。GoogleDriveがiOSにまで拡大されたのではDropboxも値下げしないわけにはいかないだろう。

とはいえ、DropboxはiOSのカメラロールから自動的にアップロードするという新機能が追加されている。しかもカメラロールからのアップロード専用に3GBの容量が無料で提供されている。Googleの写真ファイルの取り扱いは相変わらず混乱気味だ。Picasaは依然、独立したサービスで、Google+のネーティブ・アプリを通じてDropboxに似た自動アップロード機能がサポートされている。今後Googleは写真の取り扱いを一元化する必要がありそうだ。“Driveというからには写真も保管できると思うのが普通だろう。写真のアップロードは別のアプリを使わなければならないというのはわずらわしい。

Google Driveは無料アプリでiTunesのこちらからダウンロードできる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+