KDDIのインキュベーションプログラム2期生がサービスを披露、3期生も募集を開始

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スタートアップのインキュベーションプログラムであるKDDI ∞ Laboが2期生のプログラムを終えて、彼らの紹介と3期生の募集についてのイベントを開催した。過去には、このプログラムの1期生としてソーシャルランチを運営するシンクランチやSNSを通して友達に贈り物ができるgifteeを運営するギフティなど5チームが参加している。

今回の2期生には約100チームの応募から選ばれた4チームが採択されている。いずれも、ソーシャル性にフォーカスして個人がサービスを通して広範囲に何かを発信できるようなことが、すべてのチームに共通しているように思える。

「参加チームは皆しっかりとした考えを持っているし、開発力も高い」とKDDI代表取締役社長の田中孝司氏が太鼓判を押す第2期生のサービスについてそれぞれ見てみることにしよう(以下、サービス名・カッコ内は企業名)。

Pickieエウレカ

多くのアプリの中から好みに合ったアプリや友達の使っているアプリなどを紹介してくれるスマートフォン向けアプリがPickieだ。AppStoreなどでアプリを探そうとするとランキング上位にはゲームや診断系のアプリばかり出てくるため、自分の好み合ったアプリを探すことが困難である。そこでPickieは使っているアプリを認識してリコメンドをくれたり、趣味が似ているユーザーが使っているアプリを発見できたりするようにしている。Facebookとも連携していて友達が使っているアプリを見ることもできる。個人情報を気にするユーザーがいるかもしれないのでログインをしなくてもPickieを楽しめるようにカテゴリーやセール中のアプリをまとめたコンテンツも用意してある。Pickieは7月20日にはiOSアプリが、8月1日ihaにはAndoridアプリがリリースされる予定だ。

Creatty(Connehito)

クリエイターがオンラインで自身の作品集を簡単に作成できるサービス。一般にクリエイターは自身のアート作品を作れることはできるが、ポートフォリオとなるサイトを作るにはサイト制作の技術を学ぶかあるいは制作の依頼を誰かにしなけらばならない。そこでCreattyはクリエイターのために簡単に作品を公開できるプラットフォームとしてサービスを開発したそうだ。閲覧のみのユーザーは好きなクリエイターのファンになることで新しい作品のチェックが簡単にできるようになっている。Creattyはサイト以外の活動としてオフラインでも展示会などのイベントを行っていて、ウェブだけでなく実際に作品を見る機会を設けている。Creattyは現在ウェブ版はクローズドベータで公開されているが、iOSアプリはすでに一般に公開されている。Androidアプリは今後リリースの予定だ。

U-NOTE(U-NOTE)

リアルタイムでノートを共有して簡単にノートを作成・公開できるサービスがU-NOTEである。カンファレンスやセミナーでみんながPCを開いてメモを取っているいる姿をよく目にするかもしれないが、そんな時に個々にノートを取るのではなくみんなでノートを取ろうというのがU-NOTEが目的とすることだ。インターフェイスは2カラムで構成されており、みんなのメモが流れるストリームと自分が編集するノート部分となっている。一回数行程度のメモを取るとそれがストリーム上に流れて、ストリームに流れてくる他のユーザーのメモは自分のノートに簡単に追加することができる。作成されたノートは公開することができて、イベントに参加できなかったが内容を確認したいユーザーのためにアーカイブして提供することができる。U-NOTEはもともとは大学の講義ノートをみんなで作成しようという発想から作られている。U-NOTEは昨日からウェブ版がリリースされて、9月にはAndroidアプリもリリースされる予定となっている。

SukiColle(22Inc.)

色々なサービス上に存在している動画や写真、本などから自分が好きなものをウェブ上にコレクションできるサービス。昔はリアルのものをコレクションしていたが、現代はネットとデジタルなものをコレクションすることにフォーカスして開発したそうだ。コレクションはサイト内でスキなものを選択し、色々なデザインのテンプレートに当てはめて公開することができる。もちろん自分だけが見られるようにプライベートのコレクションを作成することもできる。また、コレクションを作成するとユーザーの興味などを分析をしてオススメの製品などをリコメンドしてくれる。SukiColleも昨日からウェブ版をリリースしている。スマートフォンアプリも今後リリースされる予定だそうだ。

以上がKDDI ∞ Laboの2期生の紹介である。なお、イベントでは2期生の最優秀アプリとしてCreattyが選ばれている。

イベント中には今年9月から開始する3期生の応募概要も発表されたので簡単に紹介しておこう。3期生の応募は8月10日まで行われていて、設立3年以内従業員数10名以下などの条件がある。応募結果は9月上旬に発表される予定だ。詳しくはKDDI ∞ Laboのホームページで確認してほしい。

3期生に期待するのは「マルチデバイス」と「大学生」だとKDDI代表取締役社長の田中氏は語っている。それは2期生の影響もあるようで、U-NOTEが現役大学生のみで運営されていることが評価され、新たに学生枠を設けたとのことだ。マルチデバイスについてはPCやスマーについてだけでなくKDDIがしかけるテレビ向け端末なども意識しているようだ。2期生も3社がウェブとスマートフォン両方に対応したサービスを開発しているので、今後はこの動きも加速していくだろう。