オラクルがソーシャルマーケティング企業の買収攻勢、大手は事業を作るより買う

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かつてのオンラインマーケッターは創業するか、買収するか、つぶれるかしかなかった。そしてOracleは決断した。OracleInvolverを買収することで合意した。Oracleはたった1ヶ月前にライバルであるソーシャルマーケティングプラットフォームのVitrueを巨額買収したところだ。InvolverはOracle Cloudのマーケティングスイートに組み込まれる予定で、夏には買収が完了する見込みだ。

Oracleは近頃買収祭りだ。パブリッシングではVitrueを、モニタリング分野ではCollective Intellectを、カスタマーサービスでRight Nowを買収した。OracleにとってInvolverはブランドがカスタムアプリケーションを構築するのに強力なツールセットとなるだろう。というのもFacebook、Twitter、YouTubeといったソーシャルサイトがもたらすマーケティングの著しい変化に慣れているからだ。

ここ2年のOracleが主導しているソーシャルM&Aのトレンドを掘り下げてみよう。そしてモバイルマーケティングが次のロールアップ産業となりうるのか検討しよう。

Involverはブランドがソーシャルメディアを通して大衆の心を動かし、納得させるために必要なすべてを操るプラットフォームをライセンス形態で提供する。パブリッシングアップデートに加えてトラッキング、ユーザーコメント、フィードバックへの返答用ツールを提供する。同様にシンプルなテンプレートの再スキニングやドラッグアンドドロップスタイルの一般的な開発、よりカスタム性の高い開発にも取り組んでいる。

Involverの買収金額については、Vitrueの推定価格3億ドル、Salesforceが一流エンタープライズソーシャルマーケッターのBuddy Mediaに支払った6億8900万ドルを考慮しても、出資者達はかなりの額を手にしたようだ。〔7月10日9:15pm PST追記:そうではないかもしれない。私たちは、Involverは顧客を獲得し、維持するのに困り、売却を考えていたと聞いている。だからOracleはバーゲン品を得たのかもしれない。〕

Involverはエンジェル投資家やBessemer Venture Partners、Western Technology Investment、そしてCervin VenturesからのSeries Cで1100万ドルを集めた。

ソーシャルアプリをOracleに

Involverの面白い商品のひとつに、今日のソーシャルネットワークに深く入り込むアプリ開発プラットフォームSocial Markup Languageがある。これによって会社を強く印象づけるようデザインされたゲーム、コンテンツ、くじ、コンテンツジェネレーターといった潜在的顧客向けにカスタマーエクスペリエンスを提供することができる。Involverのウィジェットを、Facebookのシェアボタン、Twitterのフィード、YouTubeのビデオ、Flickrフォト、サインアップボックス、Eコマースクーポンのように、アプリやウェブサイトのソーシャル機能を高めるために使うことができる。

Involver社のアプリはOracle顧客のブランドに対し、トリプルメディアマーケティングの”所有する”部分を提供する。3つの機能を統合し機能させる事は、統合されたマーケティングキャンペーンを行ったり、FacebookのSponsored Stories-友達のブランドとの交流が”お勧め”という形でマーケティングメッセージとして使用される-の様なソーシャル公告オプションを利用する事において極めて重要である。

例えば、Oracle顧客のブランドは、カスタマイズしたInvolverアプリをホスティングしている Facebookページへ、有料広告を活用してアクセス数を増やすようになる。ユーザーは、そのサイトで自分の写真をブランド化されたバケーションバックグランドにアップロードしたり、友達とのコラージュをシェアしたくなることだろう。ブランドはこのシェアされたコンテンツを、Facebook Sponsored Storiesを使い、より頻繁に友達のニュースフィード上に表示できるようになる。

構築にはもう遅い

90年代と2000年代初期のエンタープライズマーケッターはソーシャルに参画する時期を待っていた。おそらく彼らはソーシャルそのものが、またソーシャルネットワークがAPIやFacebookページのようなプラットフォームを通じ自分たちのニーズを運んでくれることを証明してくれるかどうかを確認したかったのだろう。自分たちにはソーシャルマーケティングをプロデュースするノウハウに欠けていると思っていたのだろう。

どうであれ、Oracle、Adobe、Webtrendsといった巨大企業は後れを取っていること、自社にマーケティングツールを構築するのに必要な何ヶ月、あるいは何年ものリードタイムがないことに気づいたのだった。ここ2年で私たちは皆がソーシャルマーケティング、パブリッシング、公告、アプリケーション、分析という4大エリアの製品を得ようとする合併の波を目撃しているのだ。

Webtrendsがドラッグアンドドロップアプリ開発のTranspondを2010年後半に買収した一方で、ソーシャル公告のバイヤーであるEfficient Frontierは自身のアプリマーカーであるContext Optionalを2011年5月に買収し、結局11月にはAdobeに買収されることになった。同月に巨大インターネット広告会社AdknowledgeはGroupon向けFacebook広告キャンペーンを全て仕切っていたAdParlorを買収した。Buddy MediaはFacebook Ads APIプロバイダーのBrighter Optionを2012年2月に買収し、6月にSalesforceに買収された。

今やOracleがVitrue、Involverどちらもここ2、3ヶ月で買収したことにより、ソーシャルマーケティング領域において所有と収益化を達成したように見える。だが、まだFacebook向けAds API会社を所有していない。Adobeと張り合うのであれば、効率のよい巨大なFacebook広告キャンペーンを打つ必要があるかもしれない。Nanigans、GraphEffect、Optim.al(旧XA.net)はAds APIの買収ターゲットになりうる。

今後が楽しみだが、私が言及した会社はどれもオンラインマーケティングにとって次の構造的転換をもたらすであろうモバイルにあまり注目していない。現在、エンタープライズマーケティングの成功者がソーシャルに適応しているならば、モバイルのパワーに出遅れてしまうかもしれない。そこでは、955 Dreams、GoldSpot Mediaといったスタートアップが新しいデザインと連結性への挑戦に取り組んでいる。

Oracleのような事業者がもし構築を始めなかったら、全モバイルマーケティングの統合の日は近いかもしれない。

[原文へ]

“オラクルがソーシャルマーケティング企業の買収攻勢、大手は事業を作るより買う” への1件のコメント

  1. kanbe より:

    翻訳に協力しているgengoというサービスが、少し、気になります、

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