二年後に誕生するHTTP 2.0はGoogleのSPDYがベース

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Webと呼ばれる通信形式を規定している通信プロトコルHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)は、現行バージョンが1.1で、2年あまりのちには2.0にアップデートされる。HTTP 1.1が制定されたのは1999年だが、その後Webは大きく変わり、プロトコルの大幅改定が必要なことは誰の目にも明らかだった。MicrosoftやGoogleなどいくつかの企業や団体が、数か月前から改定案を提出してきた。新バージョンの規格策定を担当するIETFのHTTPbis作業グループ*が先週、カナダのバンクーバーで会合を開いて提案されている変更について議論し、HTTP 2.0を策定する作業を公式にスタートさせた。現在の議論の状況から判断すると、HTTP 2.0はその規格のベースとして、Googleの人気上昇中のプロトコルSPDYを採用するようだ。〔*: HTTPbis, HTTP2の意味。〕

Image credit: Google

もちろん新しい規格の内容はまだ流動的だが、現在作業グループは、圧縮や多重化送信(multiplexing)、TLSの必須化、クライアントプルとサーバプッシュ、フロー制御、WebSocketなどの分野を先行的に取り上げていくことで合意している。HTTPの現行バージョンはすでに長年使われているが、bitHTTP(HTTP1)の‘一度に一リクエスト’という通信形式は、今日のモダンなWebサイトの多くを構成している小さなオブジェクトのすべてを並列で取り込めないことを意味している。最近のようにモバイルネットワークの上のWeb通信が増えるとともに、遅延(latency, レイテンシ, 待たされる時間)が増え、HTTPのトラフィックは往々にして遅くなる。帯域そのものは数年前に比べると拡大しているが、しかしGoogleの最近の研究によると、Webをサーフィンする場合は、今日の最速のネットワーク接続の上でも遅延が足を引っ張っている。

SPDYがHTTP 2.0の規格のベースになるとはいえ、作業部会の議長Mark Nottinghamは、“SPDYがHTTP 2.0として採用されるわけではない。あくまでも、無からスタートする労苦を避けるための、議論の出発点だ”、と強調している。

Microsoftは今年の初めに、”HTTP Speed+Mobility“と題した独自の提案を行っている。そのMicrosoftですら、ベースはSPDYだが、最近WebSocketに関して行われた作業も勘案している。MicrosoftのHenrik Frystyk NielsenとGabriel MontenegroとRob Traceが昨日語ったところによると、“モバイルのデバイスとアプリケーションのニーズに対応している点がSPDYにない点だ”、という。

Microsoftのチームの主張によると、新規格はデータ駆動型でなければならない、また自分たち独自の研究によると、SPDYは“知られているすべての最適化を施した”HTTP 1.1よりも速くないことがよくある(SPDYが遅いという研究結果はここにもある)。

これら複数の提案が整理統合されるのは2014年の終わりごろ、すなわち新規格のリリースの時期だ。このところのWebの変化を見るかぎり、HTTPが改定されるのは当然であり、その新しい規格は毎日のようにWebを使っているわれわれ全員の利益になるだろう。

〔訳注: 参考記事。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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