
Google Analyticsの前には、多くのサイトがWebSideStory社のHitboxサービスからビジター数のデータをもらっていた。90年代の終わりごろには、最下部にHitboxの表示のあるホームページがたくさんあった。ご覧になった方も、おられるだろう。いや、あなたご自身が、Geocitesで作ったページの上にそれを載せていたかもしれない。
Hitboxはその後M&Aされて姿を消したが、WebSideStoryの協同ファウンダBlaise Barreletと数名の同窓生たちは、これまでの数年間、アクセス分析の新サービスAnametrixをコツコツと作っていた。そして今日(米国時間10/9)彼らは、TVC Capitalを幹事会社とするラウンドにより、シリーズAで440万ドルを調達したと発表した。
Anametrixは2009年に創業され、2010年にはNordic Research Corporationを買収した。それは、WebSideStoryのシステムアーキテクトAnders Olssonが作った、やはりアクセス分析サービスだ。Olssonは今ではAnametrixのCTOで、協同ファウンダとも見なされている。AnametrixにいるWebSideStory同級生はほかに、CMOのPelin Thorogood、法務部長兼企業開発担当VPのMichael Christianがいる。
しかし、今さらなぜまたアクセス分析を? Anametrixのねらいは、複数の互いに異質な分析サービスを単一のプラットホームに統一することだ。“うちは、OmnitureやRadian6など、そのほかのデータソースのリプレースではない”、とThorogoodは言う。むしろ同社のサービスは、そのほかのいろんなタイプの分析システムを統合する。Web分析、ソーシャルメディア分析、メールのデータ、検索エンジン上のマーケティングキャンペーン、などなど。
しかも、それらを一つの表示にまとめるのではなくて、すべてのデータをつきあわせて、それまで見えなかったトレンドやデータ間の関係を見つけ出す。また、いろんなやり方のマーケティングキャンペーンの成果の違いも、企業ユーザに報告する。
Anametrixは現状のままで、既存の多くの分析ソリューションを統合でき、APIと、プログラミング言語R用のコネクタもある。
Thorogoodによると、AnametrixはSaaSとして提供されているが、これまでは個々の顧客ごとに大量のカスタム化を行ってきた。その状況を改善するために今日、Campaign Analyticsと呼ばれるセルフサービス製品を導入する。それはAnametrixにかぶせるラッパー(wrapper)で、しろうとのユーザが完全に自力でAnametrixの諸機能を使いこなすことができる。
2000年にBarreletはInc.誌のインタビューで、Hitboxを立ち上げた1996年にはベンチャーキャピタルという投資企業が存在することすら知らなかった、と言っている。でも今ではそんなことはない。今日発表したラウンドの前にも、同社はシード相当の230万ドルを、Analytics Ventures、Airtek Capital Group、WMAS Management Group、Alain Schreiberらから調達している。
