nosql
neo4j
neo technology

グラフデータベースNeo4jのNeo TechnologyがシリーズBで$11Mを調達

次の記事

対話性豊富なオンライン見本市プラットホームHyperFairが$1.1Mを調達

neo-technology

NoSQLのグラフデータベースNeo4jを作っているNeo Technologyが今日、シリーズBで1100万ドルを調達した。この投資ラウンドを仕切ったのはSunstone Capital、これにそれまでの投資家Fidelity Growth Partners EuropeやConor Venture Partnersなどが参加した。

同社はスウェーデンで2007年に創業され、昨年のシリーズAでは1060万ドル、そして2009年にはシード資金として250万ドルを調達している。

NoSQLデータベースには、いくつかのタイプがある。NoSQLは本当は、ノン・リレーショナルのデータベースを指す言葉として正しくない。だから関係モデルに沿っていないものは今や何でもNoSQLと呼ばれている。ここでちょっと整理すると、関係データベース(リレーショナルデータベース)はスプレッドシートのようなものであり、複数の行と列と、さまざまなシートやテーブルから成る。そうでない、ノン・リレーショナルのデータベースには、たとえばドキュメントデータベースというタイプがあり、これは“広げたシート(spread sheet)”ではなく、ドキュメントの集まりだ。ドキュメントの構造は、テーブルなどに限定されず、さまざまである。

Neo Technologyのメディアコミュニティ担当ディレクターAndreas Kolleggerによると、グラフデータベースはいわば、ある特定の構造を持つドキュメントデータベースだ。その構造とは、各エントリに関する情報がほかのエントリに関連していること。説明のためにいちばん分かりやすいグラフはたぶん、ソーシャルグラフだろう。下図はNeo Technologyが作ったおもしろい図解だ:

Neo4j illustration
[左上の例では、Neoという人とMorpheusという人のあいだに、前者が後者を「知っている(KNOWS)」という関連がある。]

Kolleggeによれば、Neo4jという名前はThe Matrixから取ったが、このオープンソースのプロジェクトの起源はスウェーデンの軍部だ。元々の目的は、コンテンツ管理システム(CMS, content management system)において、ドキュメントと人との関係に関する情報を提供する方法を、作ることだった。

今では、スウェーデン軍部のためのささやかなプロジェクトという面影はないほどに、成長している。ザンビアの疾病管理センターのSmartCareプロジェクトでも使われているし、またGlassdoorのようなスタートアップも利用している。そして、大企業でも使われ始めている。

“1年前の企業ユーザは2〜3社だった”、とCEOのEmil Eifremは言う。“しかし今ではGlobal 2000企業が20社以上いる”。たとえばCiscoはOracleのRACベースのマスターデータ管理システムをNeo4jでリプレースし、Adobeは同社のCreative Cloudの一部として使っている。

そのほかのタイプのNoSQLデータベースとしては、BigTableクローンのHbaseやドキュメントデータベースのMongoDBなどがあるが、EifremによるとNeo4jは、そのほかのNoSQLデータベースと競合することはない。“競合相手はいつもOracle RACか自家製のソリューションだよ”、と彼は言う。

来週同社は、グラフデータベース技術のカンファレンス、第一回のGraph Connectのスポンサーになる。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))