ひとつの時代の終わり―Windows Live MessengerはSkypeに統合されて引退へ

次の記事

オバマへの投票が勝手にロムニーに?! ― 大統領選、電子投票機誤動作の様子

WLM Blog 2

ネットに流れた情報をMicrosoftが今日(米国時間11/6)、公式に確認した。インスタント・メッセージ・サービスのWindows Live MessengerはSkypeに道を譲ることになる。MicrosoftのSkype事業部のプレジデント、Tony BatesがSkypeの公式ブログに「Windows Live Messengerは2013年に中国本土を除く世界の全地域で退役する」書いた。

Windows Live Messengerは中国でのみ生き残ることになる。中国でのサービス終了時期については触れられていない。Microsoftによると、WindowsLive MessengerのSkypeへの統合は数週間前にリリースされたMac版とWindows版のSkype 6.0で開始されたのだという。このバージョンではユーザーはMicrosoftのアカウントでSkypeにログインすることが可能となっている。ログインするとMessengerの連絡先がSkypeにインポートされる。Windows SurfaceとWindows 8搭載のパソコンの場合、ログインと同時にMicrosoftアカウントをSkypeアカウントに移行するよう誘導される。

今日のブログ記事ではこの以降についてく説明されており、今年末にMessengerの既存ユーザーに対して移行を手助けするようななんらかのボーナスが提供されることを約束している。おそらくSkypeの有料通話などの無料ないし割引提供であろう。

一方、Inside Windows LiveブログではHallがこれに対応してWindows Liveの終了を発表した。Hallは12年間のLiveの歴史を振り返った後、現在ではSkypeがインスタント・メッセージに加えて音声、ビデオも利用できる理想的なリアルタイム・コミュニケーション手段であると述べている。HallによればSkypeとOutlook.comとの連携も準備されているということだ。

Facebookとスマートフォンの台頭以前に育ったわれわれにとってはこのニュースはほろ苦いものだ。われわれの最初のオンライン・ソーシャル体験はAIMやICQ、WindowsLive(当時はMSN Messenger)のようなインスタント・メッセージによるものだった。しかしMirosoft自身もブログで認めているとおり、プラットフォームはソーシャル・サービスとモバイル・インターネットへと変化した。高機能なSkypeへの転換は必然的だといえる。

ブログでは触れられていないが、 Windows Live MessengerのiOSアプリXboxアプリもやがて消えていくことになるだろう。今年4月のNew York Timesの記事は「MicrosoftはSkypeをLyncのようなビジネス・プロダクトと統合することに優先順位を置いているため、Xbox版のSkypeの登場は2013年に入ってからになるだろう」と予測していた。

Windows Live Messengerのユーザー数は減少を続けてきた。2010年には3億だったが、現在はs Forbesによると、1億だという。一方、Microsoftの最近の四半期報告によれば、Skypeのユーザーは2億8000万に達している。現在Skypeに対してピーク時には同時に4000万ユーザーがアクセスするという。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+