1年前に本誌TechCrunchの前編集長Erick SchonfeldがGumiを訪れたときは、同社の社員数は約120名で売上は5000万ドルに接近していた。今の社員数は500を超えている。最近の売上は公表していないが、たぶん来年あたりの、日本でのIPOを同社は視野に入れている。
日本の大型デベロッパ企業でも、GloopsやPokelaboはそれぞれ、過去半年以内にNexonとGREEへの身売りを選んだが、その点ではGumiは異色だ。DeNAのMobageプラットホームの大型デベロッパだったGloopsは、Nexonが4億8640万ドルで買収した。一方PokelaboはGREEに、同社のスマートフォン部門強化のための兵力として加わった。
“うちは、IPOで行く”、とGumiのファウンダHiranao Kunimitsuは言う。彼は10年間世界各地を旅したのちに、Gumiを創った。“自分の会社をどこかに売りたいとは思わない”。
IPO路線を選んだのは、Gumiだけではない。昨年公開企業になったKlabは、今現在の時価総額が日本円で145億6000万、1億7920万ドルだ。合衆国と違って日本では、企業はIPOの結果の時価総額が5億ドルに満たなくても、公開を嫌がらないようだ。
Gumiは、Yakuza Wars、Pirate Wars、Knight WarsなどのRPGを作っている。同社はGREEのプラットホーム上の最大のデベロッパの一つであり、同社の西欧市場進出を助けるタイトルも手がけている。
そのほかのデベロッパたちと同じく、同社もフィーチャーフォン向けのタイトルからスマートフォン向けに移行中だ。Kunimitsuによると、この移行は個人のデベロッパよりもむしろモバイルゲームのプラットホームにとって重大な関心事だ。
“日本のモバイルキャリアは10%しかマージンを取らないが、GoogleやAppleは30%だ。しかし今では利益が20%以上下降している。しかもAppleは、プラットホームというものの存在を許さない”。
同社は今後半年をめどに、西欧市場向けのタイトルを出すことをねらっている。
“世界に対する日本の市場シェアがたかだか10〜15%で、その総売上が50億ドルなら、うちがねらうグローバル市場の規模は500億ドルだ”、と彼は言う。“つまりそれが、うちが目指すべき最大の市場だ、ということ”。
Gumiはこれまで、Jafco Ventures、Shinsei Bank、DBJ Capital、Nissei Capital、およびGREEから2600万ドルの資金を調達している。