先ほど私はフランス・テレコム傘下のOrangeがFacebookと提携してParty Callというグループ通話サービスを来夏から提供しようと計画しているという記事を書いた。その後、この計画の責任者であるOrangeの副社長、Xaviet Perretにインタビューすることができたので、その詳細を報告しよう。
Party Callは実はSkypeのようなIP電話網を利用したサービスではないという。Orangeは最近、LibonというVoIPサービスをローンチしているが、それとは別個のものだ。PartyCallはOrangeの在来型音声通話網を経由する。Facebookを利用することで在来型電話網とソーシャル・ネットワークのブリッジが可能になったのだという。
このようなサービスを提供するのはFacebookにとっても初の試みだ。PerretはParty CallはOrangeとFacebookのエンジニアの密接な協力によって開発されたと述べた。
「われわれがこのアイディアを提案したところ、Facebookは単なるアプリケーションではないということで大いに興味を示した」とPerretはいう。
このサービスの利用にはまずFacebookアプリのダウンロードが必要になる。ダウンロードには電話番号などの入力は必要ないのでFacebookはユーザーの個人情報には一切関知しない。それを知っているのはOrangeのみなのだという。
Orangeはこのサービスをどのようにプロモーションしていくかまだ検討中だ。最終的にはOrangeの加入者以外にも対象を広げていく考えのようだ。「フランスでの運用の後は当然国際的展開を図る」とPerretは語った。
前の記事でも触れたとおり、最近OrangeはFacebookと提携してキャリヤ課金、途上国市場における低価格の非スマートフォン携帯へのアクセスの強化など、いくつかの興味深いサービスを発表している。
Party Call以外にもまだいろいろなFacebookとの提携プロジェクトがあるとPerretは語った。しかしいわゆるフェイスブック・スマートフォンの噂に関してはコメントを避けた。
Facebookが独自のスマートフォン、いわゆるFacebook Phoneを開発するという噂に関しては新しい情報はない。Mark Zuckerbergは「一角獣も同様、そんなものは架空の存在だ」と強く否定した(そのとおりの表現ではなかったが)。しかし今回のプロジェクトはOrangeがもちかけたものだとはいえ、Facebookがテレコム業界にまた一歩近づいたことは確かだ。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)