今日(米国時間11/26)、Googleはクラウド・ストレージの料金を20%引き下げると同時に、新機能を追加し、サポート地域をヨーロッパにも拡大した。これは最大のライバル、Amazon Web Service (AWS) が今週ラスベガスで最初の大型イベントを開催することをにらんだタイミングだろう。
料金引き下げと同時にGoogleはDurable Reduced Availability Storage〔長期低アクセス頻度ストレージ〕という新しいサービスをリリースした。これは大量のデータを低料金でクラウドに保管できるかわりにアクセスに各種の制限がつくサービスだ。
この新サービスはAmazonのAWS Glacierに似ている。これは長期間にわたって低料金で安全にデータを保管できるサービスで、主に企業のデータ・バックアップに利用されている。AWS Glacier同様、GoogleのDurable Storageも保管したデータへのアクセスにはある程度の時間がかかる。アクセス頻度が低いか、ローカルのサーバになんらかの障害が発生したとき以外アクセスの必要のないようなデータの保管に向いている。
GoogleはまたObject Versioning〔オブジェクトのバージョン管理〕というサービスを開始した。これはオブジェクトのアップデート履歴を管理するサービスで、事故によってオブジェクトが削除されたり上書きされたりすることを防げる。
今年に入って、GoogleはGoogle Compute Engineに4つのインスタンス・タイプを導入した。今日、Googleは一挙に36のインスタンス・タイプを追加した。Googleによれば、新しいインスタンス・タイプには次のようなものが含まれるという。
またGoogleは、Google App Engine、Google Cloud Storage、Google Cloud SQL、GoogleCompute Engine(近い将来)のユーザーはアプリケーション、データ、バーチャル・マシンをヨーロッパのデータセンターで利用できるようになったと発表した。
このニュースの発表のタイミングはよく考えられている。AWSのre:Inventは非常に大規模なカンファレンスになりそうだが、Googleとしては、来年に予定されているクラウド・コンピューティング・サービスの全面的な展開を前に、存在感を高めておきたかったのだろう。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)
