新しくデスクトップパソコンやノートパソコンやモバイル機器を買おうと考える時、対象となる機種は何百とある。われわれはこれらの選択肢に圧倒されそうになるが、選べるのは良いことだ。コンピューティングに関して、オペレーティング・システムには巨大なプレーヤーが3人いる。Microsoft、Apple、そしてGoogle。そう、Googleだ。
Chromeが最も利用されているブラウザーへと成長する過程で奇妙なことが起きた。オペレーションシステムの誕生だ。おそらくすべては計画通りなのだろうが、Googleに関して本当のところは決してわからない。私が知っているのは、外出する時、特にノートパソコンを持って行く時、誰もが使う主要なソフトウェアはブラウザーだということだ。それなら、その上にOSを作ればいいじゃないか。
それこそがChrome OSであり、今消費者の手に渡り始めている。Googleは、クラウドにある情報をアクセスする世界のための手頃価格の(しかし安物ではない)ノートパソコンを作るために、Samsung、Acerなどのハードウェアメーカーと強力な提携を結ぶことを発表した。私の言うクラウドとは、メール、ファイル、ウェブサーフィン、チャット、ソーシャルネットワークのことだ。これらは、ブラウザー経由で非常に具合よく使ううことができ、インストールされたデスクトップアプリケーションを必要としない。
ブラウザー経由ではできなくて、ソフトウェアをインストールする必要のある何かを探すのには苦労するだろう。私の場合、Spotifyを使って音楽を聞くことだったが、それもこうしている間に解決されつつある。私は、Chrome OSチームに会い、その進化と現在の状況について話を聞いて非常に感銘を受けて帰ってきた。
Chrome OSは、オープンソースのオペレーティングシステムで、われわれがChromeブラウザーですでに使っているかもしれない多くの物を元にして作られている。すべてが慣れ親しんだもので、Googleの主要サービスが完全に統合されている。Googleドライブ、Chrome、Gmail、Play、Plus、そしてもちろん検索も。Google製品を使っている人にとって、Chrome OSは驚くほど自然な体験になるだろう。
たった今私が使っている最新のSamsung Chromebookでは、あらゆる物がかなり高速に動いている。私はいろいろな物をデスクトップにドラッグアンドドロップしていていないことに気付いた。散らかるからだ。代わりに、すべては内部ファイルシステムの中にあり、どこへでもドラッグアンドドロップできる。Googleドライブにも。このため、システム間でファイルを移動するのが超簡単になった。やりたいであろうことの大部分はChrome機能拡張を通じて実現されるので、新しい物が利用できるようになるにつれ、あなたの環境を進化させていくことができる。
超簡単といえば、私はこのノートパソコンを開き、Googleアカウントを使ってログインして、自分のタブレットかスマートフォンのように使い始めるまでに3分とかからなかった。すべてが同期しているので、Googleワールドの中ではどのデバイスを使っているかは関係ない。ただひたすら使える。そしてもっと大切なことは、 いつでもどこでも簡単に環境を再現できることだ。
GoogleのChrome OS担当製品管理ディレクター、Caesar Senguptaがこう私に話した。
Chrome OSの物語はかなり前にさかのぼる。それはChromeブラウザーとして始まった。Googleはウェブの会社だ。われわれはウェブの限界を押し広げる。われわれがやることの大部分はウェブの上だ。早い段階でわれわれが気付いたのは、ウェブがウェブ本来の潜在能力に追い付いていないことだった。われわれは、GmailやGoogle Newsなどのアプリを作っていた ― 機能豊富で高速。ブラウザーには扱い切れなかった。そしてウェブは、インストールなしで世界中に配信できるプラットフォームだ。どのマシンからでもログインして仕事ができる。楽しくて魅力的なものを作るなら、この上で作るしかない。
このSamsung Chromebookというハードウェアそのものについて言えば、前にも書いたように見た目が驚くほどMacBook Airに似ている。猿真似を非難するのもいいが、問題はそこではない。このマシンは軽く、高速で、やりたいことを正確にこなしてくれる。特にあなたがウェブブラウザーに強く依存しているなら。
詳しい仕様はここにある:
なかなか魅力的だが、それはこの際どうでもいい。とにかく働く。非常によく働いてくれる。
Chromebookハードウェアを発売したこの一年の戦略に関して、グループ製品マネージャーのRyan Taboneが次のように話した。
プロトタイプで重要だったのは、ソフトウェアの開発だった。SamsungとAcerは同じフォームファクターでAtomべースのデバイスを昨年出荷していた。基本的にわれわれは、これらのデバイスをオンラインで提供しただけだ。準備のできていた人々が来てくれた。われわれはGoogleにいて、この旅にはまだしばらく時間がかかることに気付いた。世界はこうしたエコシステムに向かって動いている。そこはウェブ会社がハードウェアを持つためには、強力なものを提供する必要のある分野だった。
価格は、誰もをつまづかせる物の一つだ。われわれはiPhoneの値段を、それなりに知っている。iPadとSurfaceの値段も知っている。価格というものはある人には高くある人には安い。このSamsung Chromebookは249ドルだ。これを安物だと言うこともできるが、低価格とも言える。私は後者をとる。
この価格帯のマシンで良いのは、子供たちに使わせられることだ。実際Googleは、全クラスでChromebookを使っている学校から好感触を得ている。上位レベルでの管理が簡単で、壊れたり盗まれたり失くしたりしたりすることを心配しなくてよい低価格だ。
私は、よく何かを壊したりトイレに落とす傾向にある。その時は、もう1台買いに走ればものの数分で元の状態に正確に戻れる。これはお金に代えられない。だからこれを低価格と呼ぼうではないか。
Senguptaが価格について話した。
これを家族のために追加のパソコンとして使っている人たちがいる。例えば、私の妻はかなりよく使う方だが殆どがオンラインだ。
Taboneの指摘は鋭い。
誰かへのプレゼントにパソコンを考えたことがありますか?
ノー。
コンピューティンが難しい必要などない。楽しくかつ効率的であるべきだ。どちらも可能であり、Googleはそれを、現在ある製品とサービスを使って見事にやってのけた。Android機ユーザーでなくても、私も違うが、Chrome OSには価値があるだろう。
有用性、価格、および互換性の観点から見て、ここまでよく動き、動かすための努力が殆ど不要なオペレーティングシステムを他で見つけるのは難しい。基本的に、使い方に関して母親や父親から何度も電話がかかることはないだろう。われわれも嬉しいが、彼らも嬉しい。それは人に力を与えてくれる。人はテクノロジーを使うべきであり、使われてはいけない。そして、最高のテクノロジーは自らの姿を完全に消す方法を知っている
あなたがChromeブラウザーを使っているなら、もうそれを試している。知らなかっただけだ。Chrome OSはコンピューティングの方法を変えない。簡単にするだけだ。
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(翻訳:Nob Takahashi)
