
GoogleのChrome OSの最新バージョンには、カメラアプリが載った。OS Xなどにはかなり前からカメラアプリはあるから、それ自体おもしろいことではないが、WebがOSに化けたようなChrome OSでは、カメラアプリもHTML5とJavaScriptとCSSだけでPhoto Booth(日本語)のような多芸な機能を実装しなければならない。その点が、とてもおもしろい。
もうひとつおもしろいのは、このアプリを作ったのはTelerikというサードパーティのデベロッパだが、同社はHTML5によるユーザインタフェイスの実装に、そのためのライブラリKendo UIを利用し、さらに、開発環境としてGoogleの比較的新しいプロダクトであるPackaged Apps Platformを使った。これは、デベロッパがChrome OS用のスタンドアロンのアプリケーションを作るための開発ツールだ。
TelerikのHTML5ツール担当VP Todd Anglinによると、Googleと密接に協力しながらこのカメラアプリを作り、Googleとしては、Packaged Apps Platformを使ってChrome OSアプリケーションを作る際の、お手本にしたかった、という。Kendo UIライブラリの使い方のサンプルでもある。さらに、新しいプラットホームの普及のため両社共同でChromeのパッケージアプリをKendo UIで作ると題するウェビナー(webinar)を、12月5日2:00pm ETに行う(10名にChromebookが当たる懸賞あり)。
このカメラアプリには、ピンチ、バルジ、ミラーなどリアルタイムのエフェクトが24種類ある。自作エフェクトも作れるし、ベーシックな顔認識もある。パッケージアプリだから、オフライン状態でも使える。つまりWebの技術を使っていながら、ネイティブのデスクトップアプリケーションのような感覚で使えるのだ。
GoogleのChromeチームのプロマネJosh Woodwardは、“このカメラアプリは、Chromeのパッケージアプリでここまでできる、を示すグレートな作例だ”、と言う。“パッケージアプリで速くて楽しい万人向けのアプリケーションを作れる。またデベロッパは、Kendo UIライブラリのような自分が使い慣れているフレームワークを使える。つまりChromeやChrome OS用のアプリケーションは、作るのも公開するのも迅速なのだ”。