
ニューヨークで親になると、子どもと遊んでやるのが難しい。Brooklyn Promenadeでトラップ射撃をするか、ごみ集積所へ行って鼠たちを見るか? Gowanusで泳ぐか、それともビーチへ行って釣り針拾いをするか? 無限の可能性が無限の優柔不断を生み出す。と、困っていたところに、Red Tricycleが登場した。
都市で親になると、その都市が急にジャングルに見えてくる。Red TricycleのファウンダJaqui Bolandは、MeredithやReed Elseveirで仕事をしていたサンフランシスコ在住のマーケティングのプロだが、自分が親になって初めてそのジャングルに気づき、ジャングル探検を助けるサービスを作ろうと思い立った。
“初めて妊娠したとき、都市でのライフスタイルががらっと変わることに驚いた。そこでまず、子どもを連れていける音楽施設やレストランや美術館などを調べ始めた。親の目で都市を見ると、そこは新たに探検しなければならない未知の都市だ。最初は、見つけたことをメールで友だちに教えていたけど、そのときはそれがビジネスになるなんて思いもしなかった。でも、何年かそんな‘親の目による都市探検’をやってるうちに、Red Tricycleのビジネスモデルが徐々に形成された”、と彼女は言う。
そしてシード資金150万ドルが、Maveronがリードする調達ラウンドにBob Pittman、Jason Calacanis(本誌の元協同ファウンダ)、Dave McClure、ZulilyのDarrell Cavensなどのエンジェルたちが加わって調達された。Calacanisは親たちのためのメーリングリストを調べたり、資金調達のために動き回るなど、ブランドエヴァンジェリストとして動いた。
Bolandによると、“投資に参加したエンジェルたちのほとんどが、やはりママまたはパパで、だからうちのプロダクトにとても親しみを感じてくれた”、のだそうだ。
今の会員数は6都市計で40万、ページビューは1か月で100万だ。ナショナルブランドの広告主たちは、Disney、Old Navy、Microsoftなど。既存の、メールによるニューズレターサービスとの差別化のために、親たちのための十分吟味されたコンテンツだけを集めている。
“良質な地域的コンテンツを集めるのは、とても難しい。でも親にとってそれは、お金では買えないほど貴重よ”、とBolandは言った。