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Snapseed徹底解説―Googleが買収したiOSの人気写真編集アプリにいよいよAndroid版が登場、iOS版は無料に

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Pug on a couch

GoogleがiOS向けスーパー・シンプル、スーパー・ゴージャスな写真アプリSnapseedのデベロッパー、Nik Softwareを買収したとき、さてどうなるのだろうと皆が注目した。今日(米国時間12/5)その結果が判明した。 さすがGoogle、期待に違わぬアプリの登場だ。

SnapseedはiOSの画面上で簡単なジェスチャーだけで素早く、驚くほど高度な写真編集ができるアプリだったが、全チームがGoogleの一部になった後も、その仕事のレベルは変わらなかった。NikSoftwareチームはGoogle社内できわめてうまくやっているようだ。Googleは待望のSnapseedのAndroid版Google Playストアに公開した。同時にiOSバージョンをアップデートし、料金を無料とした(これまでは4.99ドルだった)。

さて、では他の写真にはないSnapseed独自の特長はどんなところにあるのか? 私はSnapseedのJosh Haftelに開発の経緯を詳しく聞いた。NikSoftwareはもともと、高度な写真編集を誰でも簡単にできるようにすることを目標にアプリの開発を始めたのだという。それがGoogleの興味を大いに引いたわけだ。

Instagramのことはとりあえず忘れよう

写真アプリの話題が出ればInstagramの名前が出るのは避けられない。世界トップの写真アプリだからそれは当然だが、Instagramは単なる写真アプリではなく、それ自身の巨大なコミュニティーを持つソーシャルネットワークでもある。Facebookが買収に踏み切ったのは自然だ。

しかしSnapseedの場合、Googleの戦略はもっと先まで読んでいる。これだけカメラ付きモバイル・デバイスが普及すれば、人々はもっとレベルの高い写真が撮りたいと思い始める。しかし多くのユーザーにそのスキルはない。もっと高いレベルというのは、つまり単にフィルタを適用する以外の技術という意味だ。1、2分で簡単に十もの違った効果を試せて、それぞれの効果のパラメータも自由に選べるようなテクノロジーがあったら魅力的だろう。

それがSnapseedだ。Android版はすでに前回のCESで発表されていた。Googleが正式公開を今日まで待ったのは、Androidのすべての機種で利用でき、またiOS版のアップデートが完了するのを待っていたからだ。Android版SnapseedはIce Cream Sandwich以降のあらゆるデバイスで作動する。Haftelは「新し目の機種ならなんでも動く」と言い、Nik Softwareの目標をこう述べた。

InstagramやHipstamaticはすばらしいプロダクトだ。しかしそういった簡単な機能のアプリとPhotoshopの間には広大なスペースがある。そこがわれわれの狙った場所だ。

われわれは高度な写真編集をできるだけ簡単にしようとした。

Haftelの話を聞けば聞くほどGoogleがなぜNik Softwareを買収したのか納得がいった。Googleは写真編集という巨大な分野に関心を持っただけでなく、この分野を制覇したいと考えたのだ。誰でもいいから写真家に聞けば分かるが、写真でいちばん難しいのはポスト・プロセスだ。プロはすべてのピクセルを完璧に整えるために何時間も苦闘する。われわれがメディアで目にする写真で「撮影された状態のまま」のものはほとんどない。

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HaftelはSnapseedでの写真編集のスタイルを次のように説明してくれた。

で写真の中で編集したい場所をタップする。効果を加えるにはタップしてから、ピンチし、ドラグする。すると空が暗くなる。

普通の写真編集アプリだったら処理を加えたい区域をまず最初に選択する必要がある。しかしSnapseedの場合はポイントするだけでよい。何箇所も同時にポイントできる。これは面白いよ。

なるほど操作はシンプルだ。

初心者にもプロなみの機能を

ポスト・プロセスはプロの写真家にとっても大変な仕事だ。まして初心者にはこれまでほとんど不可能な領域だった。iPhoneやコンパクト・デジカメで写真を撮っているユーザーには、取った写真の質を改善することはまず出来なかった。せいぜいできるのはお仕着せのフィルタを適用することで、それに気に入ったのがなければ撮ったままでFacebook,なりGoogle+なりTwitterなりにアップロードするしかない。しかしSnapseedがあれば、ほんの何秒か費やすだけで驚くほど写真の質を高めることができる。

Haftelによれば、

われわれはプロ級のテクノロジーを誰でも使えるようにした。ポイントする、上下左右に動かす、ピンチしてズームするなど、直感的な操作ですべてできる。オンライン・ヘルプも充実させた。アプリを初めて起動するとか新しいフィルタを選択するとかするとアプリが操作方法を教えてくれる。

あとは自分の好みにしたがって作業すればよい。

私が左のオリジナル右のように編集するのに2分しかかからなかった。

IMG_2052 IMG_2052_0

写真全体にフィルタを適用する限り、他のアプリとそれほど大きな違いはない。しかしSnapseedの場合、“Dramatic”などのツールを選んで数分余計にかけて作業すると、空だけを濃い青にしたり、人物以外をボケさせたりして、まったく違う写真にすることができる。このアプリを使えば露出不足その他の理由で見栄えの悪い写真を驚くほど改善してくれる。

ツールを選び、スクリーンのあちこちに触れ、その結果が気に入らなければアンド
ーしてやり直すだけでよい。

Snapseed+

(39) Drew Olanoff - Google+Nik Softwareを買収したのがGoogleである以上、SnapseedがGoogle+と密接に連携するようになっているのは当然だろう。SnapseedのローンチはGoogle+にとって非常に大きなインパクトがある。SnapseedからFacebook、Twitterその他のソーシャルネットワークにもアップロードできるのはもちろんだ。しかしGoogle+との連携はこのアプリの強烈なパワーになる。

カメラ・アプリや写真ギャラリー、Google+のアルバムなどから写真を選び、 ちょっと編集してGoogle+のサークルに公開できる。写真を一般公開せず、家族、同僚、親しい友達など、特定のグループに公開するには非常に便利な方法だ。Google+のインスタント・アップロード機能をオンにしておけば写真の選択と共有はさらに簡単になる。将来SnapseedがデスクトップのGoogle+の写真でも利用可能になったらすごいことになるだろう。

Google+の写真コミュニティーは巨大だ。皆がAndroid版Snapseedの登場を待ち望んでいた。

写真マニアも初心者も写真を撮るものにとって今日は記念すべき日となった。Instagramのライバル? いや、そうではない。むしろInstagramの能力を拡張するものといってよいだろう。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook

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