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3Dプリントで銃が作られてもノープロブレム, である理由

Techcrunch Japan

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2012年12月7日

chitty-drone

3D印刷をずっと追ってる人たちは、新しい産業革命が始まる、と言っているが、ぼくもその説には賛成だ。言葉の意味や内容はまだよく分からないが、たとえばWiki Weaponsで起きているようなことも、その‘革命’の一部だろう。

Wiki Weaponsは、3Dプリントで銃を作ろうというプロジェクトだ。最初のプロトタイプは完全なプロトタイプではなく既存の銃のアドオンだったが、実弾を6発撃って壊れた。ぼくは3Dプリンタを持っているが、このプロジェクトからファイルをダウンロードすれば銃を作れる、それを政府機関に登録せずに勝手に撃てる、というわけではない。そもそも鋼鉄製の銃は、今でもアマチュアが作ろうと思えば作れる(ボール盤や旋盤のような工作機械を使えばよい)。ネット上にはZipGunというものすらあるから、研究熱心な人や邪悪な心の持ち主が銃を自作することは止められない。ぼくの場合は、腰に下げた自作銃が暴発したら自分の生殖機能がやられそうだから、やめておきたいけど。

3Dプリントで作る銃は、特定の技術の利用形態の一つにすぎない。ほとんどの技術は、その‘悪用’が可能だ。もちろん銃の3Dプリントは、その技術の相当な高度化を意味している。しかし本当におもしろいのは、銃そのものではなくて、それがもたらす暗黙の意味だ。3Dプリンタの重要な利点は、失敗が許されることだ。満足なものができるまで、試行錯誤をほとんど無限に繰り返すことができる。途中でプリンターが壊れなければ、‘ 3Dプリントで作る銃’が実用レベルの完成度に達するかもしれない。

3Dプリンタはアマルガムも使えるから、銃などよりもっと怖いのは、攻撃力のある無人ヘリだ。地方の警察が無人偵察ヘリを安価に導入できる時代に、なるかもしれない。一方、銃はしかし、いちいち3Dプリントで作らなくても、すでに至るところにある。おじいちゃんが使っていた古いロッカーの引き出しにルガーを見つけた方が、早いだろう。銃規制の厳しい国なら3Dプリントで銃を作る意義があるかもしれないけど、合衆国ではね。

だから問題は、銃の3Dプリントそのものに、大騒ぎするような問題があるのか?という点だ。問題は何もない、と思う。3Dプリンタで実用レベルの銃を作るのは、現状のマシンと技術では無理だ。しかもHomeland的に想像をふくらませれば、銃どころかロケットや爆撃機だって可能だ。それらの使用には、個人が銃を撃つときのような精密な肉体的スキルも、ストレスも要らないから、かえって恐ろしい。それにまた、銃のように個人の身に迫る危機でもない。だから、恐ろしい。

政府がどれだけ規制や対策に頑張っても、高精度3Dプリンタがない今でさえ、禁止されている武器兵器を入手したい人は簡単に入手できる。おそらく、これからもますます簡単に。だからぼくの見解としては、3Dプリンタによる銃の製造を禁ずることには、あまり意味がない。インターネットとグローバル化によって、情報や物の流れがますます激しくなり、その流れは政府にも国際機関にも止められない。結局最後のよりどころは、われわれ物を作る側の意識と正しい選択だ、と言うしかない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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