
株式売買ポータル8 Securitiesは、2011年のTechCrunch Disrupt Beijingのファイナリストだが、このほど、来月日本でローンチすると発表した。この香港のスタートアップの日本進出の動機は、そこに推定1600万人以上ものオンライン投資家がいるからだ。同社は先週、300万ドルの資金調達ラウンドを完了したが、その投資には最初の800万ドルの投資を行った8社がすべて参加した。
元E*TRADE の役員たちが創業した8 Securitiesは、TechCrunch Disrupt Beijingでローンチした。当時本誌は、その金融財務ダッシュボードの機能とデザインが“そそる”とほめた。いろんなウィジェットでカスタマイズでき、グラフやチッカー(相場表示器)、ビデオストリームなどを表示できる。デベロッパは同サービスのAPIを使って投資ツールを作り、それを8 Securitiesのアプリストアで売れる。各ユーザの投資ポータルは個人化され、自国や合衆国など、どの市場でも同じアカウントでトレードできる。マーケットリサーチやプライベートなソーシャルネットワークにもアクセスできる。利用料金は合衆国株の一回のトレードにつき8ドル88セントだ(8は中国では縁起の良い数)。同社は急速に成長していて、現在は55000の顧客が合計10億ドルの資産を保有する。しかし投資家はアジア全体で推定8000万人いるから、まだまだこれからだ。
同社は今回の資金を事業のグローバルな拡大に充てる。合衆国のすでに多いオンラインブローカーたちとも競合する気だし、オーストラリア、シンガポール、インドネシア、インド、そして中東では買収の機会を探している。8 SecuritiesのオペレーションとプラットホームはAmazonのEC2の上でホストされているが、同社の協同ファウンダでCEOのMikaal Abdullaによると、それは“スケーラビリティとコストパフォーマンスが非常に優れている”、という。したがって同社は、通常のデータセンターとその物理的所在に依存している競合他社よりも有利である、と。このサイトは現在、英語、簡体および繁体中国語、そして日本語で利用できる。
なお、下のビデオは同社の誕生とその後の成長をSF的に、というか、象徴的に描写している。
