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Arduino基板の女性社長が今年を代表する起業家に選ばれる–まさにメーカー元年

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雑誌が下す人物評価は、かなりテキトーなものが多いと思っているけど、でもEntrepreneur MagazineがAdafruit IndustriesのファウンダLimor Friedを「2012年を代表する起業家」に指名したことには、衝撃を受けた。Limorは資本金450万ドル、社員25名の会社を経営して、世界でもっともクールな電子工作製品を作っている。

そもそもAdafruit Industriesのような会社があること自体が、すばらしい。今ではコードは書くけど、半田やジャンパ線はいじらない、という人がほとんどだ。でも同社は、電子工作のホビイストたちに、いろんなおもしろいマイコンや、Arduinoのボードや、半田付けのスキル証明バッジのようなものまで揃えて、彼らの身近に、なんでもすぐ学べる環境を提供しているのだ。そして今年の売上は1000万ドルである。

LimorはMITの学生寮で電子工作キットをワンセット約10ドルで友だちに売ってるうちに、それが会社になった。やがて彼女はニューヨークに移り、10月にはそれまでの2000平方フィートのオフィスからSohoの12000平方フィートの広いロフトに引っ越した。

その引っ越しからわずか1週間後には宅配便の発送数が1日に500を超え、Friedは騒々しい多忙の中で興奮していた。“新しい章の始まりよ”、と彼女は大声で言った。“すぐに今の4倍の大きさの会社になるわよ”。Adafruitはこれまでの7年で50万あまりのキットを売ったのだから、とにかくすごい。ここ3年、売上は各年で倍増している。

新しい社屋では巨大倉庫並の電力を使えるから、レーザー彫板機のような大型工作機械と、そのほかの工作機械を同時に動かせる。つまり、生産のスピードが上がった。広いからたくさん在庫を置ける。しかも最近のFriedは、自分のクリエティビティを教育的な企画に注ぎ込んでいる。電子工作やロボット工学の設計を教える学習システムとそのカリキュラムまで自分で作り、また子どもたちが半田付けやプログラミングのスキルを友だちに自慢できるために、ボーイ/ガールスカウト的なステッカーやバッジまで作っているのだ。

上の雑誌記事の全文はここで読めるが、もっといいのはAdafruitのWebサイトへ行って、いくつかキットを買ってみることだ。電子工作の自作プロジェクトを立ち上げるときの高揚感は、人生の何ものにも勝る。そして、今のメーカーたちのコミュニティから、やがて、これまでなかったタイプの、すごい人材が生まれ育つことだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))