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Facebook、メッセージが「その他」に振り分けられて迷子になるのを防ぐ有料サービスをテスト―プライバシー設定も改定

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Messaging Filters

ときどきFacebookで友だち以外のユーザーにメッセージを送る必要が出てくる。今日Facebookはユーザーが少額の料金を払うことによってこのメッセージが確実に相手の目に触れるようにするテストを開始した。これによってFacebookはささやかな収入が得られが、同時にスパムの防止にも役立たせるのが狙いだ。

またFacebookはユーザー全員のプライバシー設定を変更し、メッセージの関連性をその都度判断して表示するかどうか決める方式としした。これまでFacebookでは重要なメッセージが「その他」に振り分けられてユーザーの目に触れないという問題があった。

従来のFacebookのメッセージに関するプライバシー設定は少々荒っぽいもので、メッセージの送信を許可する相手は「全員、 友だちの友だち、友だち」の3種類だけだった。オプションで選択された以外の送信者からのメッセージは「その他」の受信箱に投げ込まれる。この「その他」のタブはほとんどのユーザーが知らないか、知っていてもめったにチェックしない場所だ。

私の友だちは、長年音信不通だった兄弟が地球の反対側からメッセージを送ってくれたのに、「友だちの友だち」でなかったために、そのメッセージが半年も「その他」の受信箱に眠ったままだったという経験をしている。今回Facebookはこの問題に対処しようと試みている。現在の固定的なフィルタをもっと柔軟なものに変えると同時に少々の売上も得ようというわけだ。

ユーザーがメッセージを許可する相手を「全員」か「友だちの友だち」に設定している場合、「基本的なフィルタ」が設定される。これは要するに原則としてユーザーが知っている人たちからのメッセージが表示される。設定を「友だちのみ」にすると、「強いフィルタ」の設定になり、原則として友だちからのメッセージだけが表示される。

「原則として」というのは、Facebookが「関連性が高い」と判断したメッセージはユーザーがプライバシー設定で指定した範囲以外から送られたものであってもメインの受信箱に表示されることがあるという意味だ。たとえば、たとえば、「友だちのみ」の設定にしているユーザーが、送信者のうち3人が友だちで1人が友だちでないようなグループ・メッセージのスレッドの中にいるとしよう。この場合Facebookは友だちでないユーザーのメッセージを「関連性が高い」と判断してメインの受信箱に表示することができる。

この新しいフィルタ方式はAndroid版Facebook MessengerがFacebookアカウントのないユーザーのメッセージを受け付けることにも対応したものだ。Facebookのユーザーではないが、あなたの電話番号を知っている誰かがメッセージを送ってきた場合、Facebookはそれを表示するかもしれない。

Messaging Filters Full

さて、Facebookは今日(米国時間12/20)から新しい有料メッセージのテストを始める。対象はアメリカのユーザーのごく一部分だという。送信者が1ドルかそこらの少額の料金を支払うとFacebookはそれを「関連性が高い」として相手のメイン受信箱に表示するわけだ。これはスパムを防止するためにも役立つと考えられている。スパム・メッセージのコンバージョン率はきわめて低いのでたとえ1ドルであろうと金を払っていてはとてもペイしないからだ。Facebookではさらにユーザーが受け取る有料メッセージの数を当面週1通に制限して悪用を防ぐとしている。

Facebookは「送信者に料金を課すのがスパムを抑止しつつ重要なメッセージが受信者に届くようにする上でもっとも効果的だと指摘する声があった」と述べた。

一部のユーザーはプライバシー・フィルタの変更にも有料メッセージ方式にも不満を抱くかもしれない。Facebookがユーザーの同意なしにプライバシー設定をいじくるのは嫌だというユーザーも多いだろうし、誰かが金を払ってメッセージを送りつけてくるという考えに腹を立てるユーザーもいるだろう。しかし長い目で見れば、重要なメッセージを見逃す危険性を減らしながらスパムも防止する効果があるだろうと思う。しかしまずはこのテストに対するユーザーの反応に注目したい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+