タイポグラフィーに少しでも関わる人ならば必携のiOSアプリケーションであるFontBookが、iPhoneにも対応することとなった。2011年のリリース以来、これまではiPadでしか利用することができなかった。iPhoneに対応するようになった今回のバージョン3.0より、フォントをリスト形式で一覧できるようになり、またサンプルテキストを変更したり、絞り込みで検索していけるような機能も加わった。
FontBookがデザイナーにとって便利であることは間違いない。クライアントとの打合せにも手軽に持っていって、フォントについての話を進めることができる。もちろんそのような用途だけではない。タイポグラフィーに興味を持つ人なら誰でも、見ているだけで楽しくなる。絞込み検索にも対応したことで、目的のフォントがいったいどれなのかなどはすぐにチェックできる。フォントのスペックやジャンル、利用に適したシーンなどの条件で絞り込んでいくことができるのだ。これにより完全にイメージに一致するフォントが見つからなくても、代替フォントを見つけたりすることはできるだろう。
また今回から「Favorites」(お気に入り)機能が実装されたことも嬉しい。アプリケーションを利用して面白そうなフォントを見つけたとしよう。しかしすぐに使うような場面はないというようなとき、フォントをこの「Favorites」に登録しておけば、忘れてしまうこともない。ちなみに言うまでもないことかもしれないが、アプリケーションの見た目も大変美しく、眺めているだけでも楽しめる。
ところで今回のバージョン3.0で、価格の方も改定された。これまで4ドル99セントだったものが99セントに値下げされたのだ。少し前まで、この手のものは99ドルもしたものだった。もちろん便利な検索機能などついていない紙媒体の話だ。便利な時代になったものだと思う。
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(翻訳:Maeda, H)
