今日(米国時間12/27)Appleが提出した特許申請の中に、通常の製品目的以外の概念があった。そこには風力の利用に関する従来とは異なる方法が詳細に記載されている。同特許では、風力を熱エネルギーに変換して「低熱容量流体」に蓄積することによって、風が止んだ時にも必要に応じて取り出すことができる。
記載内容はかなり技術的に立ち入っているが、大まかに言うと、このシステムはローター軸の「低熱容量流体」(エタノール、水銀など)に対する動きを利用し、両者の境界面における摩擦によって熱を生成させる。この熱を蓄熱用流体から運転用流体へと移動し、沸騰させて蒸気を発生させることができる。この蒸気でタービンを回すことによって利用可能なエネルギー形態に変える。
Appleの方式は、風力の変動に大きく影響される通常の風力発電とも、風力で十分な電力を得られない時のために、回転エネルギーで作られたエネルギーをバッテリーに蓄積するシステムとも異なっている。代わりに、風力エネルギーを「必要に応じて」取り出すことに重点を置いて設計されており、これは安定した電力を途切れることなく必要とする設備にとって極めて重要だ。Appleがこの種の技術を追究している理由はそこにありそうだ。同社の巨大データセンターは膨大な電力を必要とし、風力、太陽光等の代替エネルギー源を活用することによって、これらの施設を安定して運用することをAppleは宣言している。
これまでAppleは、主としてソーラーパネルとバイオガス発電によって、ノースカロライナ州メイデンのデータセンターなどに必要なエネルギーを補充してきた。一方ライバルのGoogleは、最近初めてデータセンターに風力発電を利用したことを発表した。
今日公表された別の申請資料には、消費者向けに寄った特許が記載されている。これはジェスチャーによる操作を多く取り入れたマウスの進化形で、マウスがティルト、ティルト-スライド、リフトなどの動きを検知することによって、従来のクリック、移動、スクロールに加えて新しい操作を可能にしている。これはWiiリモコンに似ていて、従来のデスクトップパソコン利用者にとって、他の劇的に新しいものよりも身に付けやすいと思われる。
Appleが未だに入力デバイスのデザイン改良に関心を示していることは興味深い。たしかに入力デバイスにはまだ改善が必要だ。Magic Mouseはマルチタッチを可能にしたが、実用的にはイライラが募るデバイスだ。伝統的にAppleはマウスで素晴らしい仕事をしていないが、もしこの特許が製品化されることになったら、モーションコントロールの追加によって何が改善されるのかを見るのが楽しみだ。
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(翻訳:Nob Takahashi)