もう数時間で2012年も終わろうとしている。今年を振り返る上で、今年もTechCrunch Japanの恒例の記事ランキングを紹介しておこう。ただ、こうやって情報を整理してみるとAppleに関する情報で毎年が過ぎている気もするので、それとはまったく関係ない極私的な今年の主だったIT業界の話題も5つほど紹介しよう。
5位:ソーシャルゲームのあれやこれや
やはり今年も大きな話題を振りまいたのはソーシャルゲームだった。もちろんそれはポジティブな話題だけではない。記憶に新しいのはコンプガチャ問題などユーザーに対するルールの見直しが実施されたことなどもあった。急速に伸びている産業だけに成長の狭間で置き去りにされていることもあったに違いない。一方で、IPOや大型の買収もソーシャルゲーム関連の企業に関するものだった。エイチーム、モブキャスト、コロプラなどがIPOを果たしているし、gloopsはNexonに365億円で、ポケラボはグリーに138億円で買収されている。特にポケラボの買収はグリーとDeNAの関係からすれば非常に興味深い買収だったが、これについてはまたどこかで。
4位:Facebook IPO
今年前半のもっとも大きな話題だったのはFacebookのIPOという史上でももっとも大きなIT関連銘柄の上場だろう。これだけ注目を集めたのにもかかわらず、IPO後はその株価が低迷しているのが、このIPOを興味深いものにしている。Facebookは果たしてこの期待に応えるだけの収益をあげるような企業になるのか。そのときソーシャルサービスの収益はなにが源泉になるのか。そして移り気なユーザーはFacebookをこの先も使い続けるのか、などなど気になることはたくさんある。
3位:爆速ヤフー
ヤフーの経営陣が変わっても何も変わらないかもという趣旨の記事を以前に書いた。しかし、予想を裏切ってヤフーは「爆速」で変化している。矢継ぎ早に提携やサービスをヤフーにはそれまでにない勢いは感じる。その成果ははっきりと出ているのかどうかはまだわからないし、ユーザーにとってはまだこの爆速によってヤフーが劇的に変化しているとは感じられるほどには、変化していないかもしれない。そうはいっても、日本でもっとも市場価値の高いインターネット企業が変化を遂げようとしているのは、大きな意味のあることだ。
2位:タブレット端末いろいろ登場
iPadが登場したのはもう3年も前のことだが、日本での普及はまだ時間がかかっているように感じる。だが、ここにきてiPad miniの登場があったり、Nexus 7、Kindle Fireなど7インチのタブレット端末が注目を集めているようだ。今後のアプリ開発やサービス開発の主眼はモバイルは言わずもがな、タブレットがPCを超えていくことになるだろう。また電子書籍もKoboやKindleの登場によって話題となった(品揃えだけは一向にいただけないが)。
1位:LINE大躍進
LINEについてNHN Japanからその構想を聞かされたのは昨年の春だったと思う。そしてあっという間に昨年末には1000万ユーザーを超えるサービスとなっていて、昨年末、この業界の人物たちと話題になったのは「LINEが来年(2012年)にはプラットフォームとして大躍進してる可能性があるね」ということだった。で、現実にそうなった、それも想像以上に。今年のはじめに1億人ユーザーを年内に目指すといっていたが、もしかしたらそれがいまにも発表されるのではないかと待ち構えている。ヤフーもカカオトークと組んで、またDeNAもcommをリリースすることでこの市場での巻き返しをはかろうとしているが、単なるコミュニケーションツールだけでなく生活のプラットフォームとしてそのサービスを拡充しているLINEのほうが一歩も二歩も先んじている。海外でもアジア圏は言わずもがな、スペイン語圏での人気によって、来年は北米に進出しようとているなど来年も話題は尽きなさそうだ。
5大トピックと言えば、こんなところだろうか。もちろん、見方によればもっといろんな話題もあるのだけれどごく私的にこんな内容だ。なお、読者が多く読んでくれたのは下記のようなニュースだった。Apple関連が毎度のこと多めだが、それ以外にも小粒だけれど面白い話題がたくさんだった。さて来年はどんなことが起こるかな。
1月
2月
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