
Androidベースのゲーム専用機OUYAは、昨年Kickstarterでローンチして波紋を呼び、12月には初期の支援者たちに開発機を送って、スケジュールの約束を守った。しかし同社は新年から、新たな敵に遭遇した。それは、同じくKickstarterで資金を集めようとしているGameStick、すなわちその名の通りスティック状のゲーム機だ。
GameStickもやはりAndroidマシンで、下のビデオをみるかぎりインタフェイスもOUYAに似ている。開発はOUYAと同じくオープンで、すでに同機用のタイトル(ゲームソフト)を作るべくデベロッパとの協働が始まっている。同社はデベロッパと協働してゲームタイトルをスマートテレビに移植する仕事をこれまでの3年間やっていたので、このやり方には経験という名のアドバンテージがある。ハードウェアのデザインも、OUYAとは相当違う。それはフラッシュドライブみたいな大きさの小さなスティックで、端にHDMIコネクタがある。コントローラはBluetooth方式で、旅行時などにはゲーム機本体を自分の‘腹部’に収納できる。
プロセッサはAmlogic 8726-MX(デュアルコアCortex A9 1.5GHz + デュアルコアMali 400 GPU 400MHz)、メモリ1GB、フラッシュストレージ8GBで、接続にはBluetooth 4.0と802.11b/g/nを使用、OSはAndroid Jelly Beanだ。ゲームパッドやマウスやキーボードも使えるし、同時に4基のコントローラをサポートする。プロセッサはOUYAのクヮッドコアTegra 3(Nvidiaのゲーム専用プロセッサ)よりも非力だが、この独特の小さなフォームファクタでは消費電力と発熱を低く抑えざるをえなかった。チームリーダーのJasper SmithがKickstarter上のコメントに答えて言っているところによると、今日の最高度のAndroidゲームでも、これで十分すぎるぐらいだそうだ。
GameStickの発売予定は今年の4月だ。プロトタイプ機を初期の支援者に送るのが、予定では3月。発売時期は、両社とも約束どおりにいけば、GameStickはOUYAの一か月遅れになる。お値段は79ドルで、値段の安さでも勝ちたいという意思が見える。
もちろんKickstarterのプロジェクトだから、どちらも完成まで至らないこともありえる。しかし家庭用ゲーム機には、大手のレガシー製品に代わる低価格機の需要があることも事実だ。その市場の選手たちは、いずれ、小さな新進企業だけではなくなるだろう。
