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消費者が選択肢よりスピードを重視する限り、Googleはモノポリーではない

FTC〔アメリカ連邦取引委員会〕は今日(米国時間1/3)、Google検索結果における自社製品優遇に関する反トラスト法調査で和解したが、他のサービスと比較する不便を強いることなくソリューションを提供するGoogleに消費者が依存し続ける限り、今後も検索の巨人をモノポリーと見なせるかどうかは疑問である。

最高のレストランを選ぶのに役立つレビューサイトは無数にあるし、一番近い経路を教えてくれる地図アプリも、最安値を見つけてくれるクーポン検索エンジンもたくさんある。しかし効率を考えるなら、レストランのお薦めもGoogleマップによる案内もお得なクーポンも、Googleのような会社に一度の検索で見つけて欲しいと多くのユーザーが思っているかもしれない。

情報過多時代にあって、選択(=競争)は面倒であり、消費者は単一ソリューションの効率を優先する可能性が高い

Microsoftやニッチ検索エンジン連合は、Googleが一部の検索結果で特定の結果を目立たせていることを不正な操作であるとして訴えた。例えば、私がブラジルへ帰る夢の休暇を検索すると、Googleは私にとって最も興味があると思われるフライトの一覧を表示する。
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Googleは米国検索市場のなんと2/3を支配しており、かつて彼らが支配を試みて来なかった隙間で生きてきたニッチ検索エンジンの存在を脅かしている。「明らかにGoolgeは検索結果をねじ曲げ自社サービスを優遇していながら、偏りはないと謳っている。これはライバルを弱体化させ消費者に不利益を与えるものだ」と権利擁護団体Consumer WatchdogのJohn M. Simpsonは、FTCがGoogleに対する反トラスト法処罰を拒否したことに対する怒りを込めて言った。

たしかにGoolgeの市場シェアはそれを予感させるかもしれないが、独占が反トラスト法違反を構成するためには、消費者の不利益を伴う必要がある。「独占力を持つことのみでは反トラスト法違反にならない」と法学者のJoshua D. WrightとGeoffrey A. Manneが、Googleに独占のレッテルを貼ることの困難さという、すばらしく有益な論文に書いている。裁判所は、正当な独占禁止法が「イノベーションおよび積極的な効率向上と、独占力に伴う社会的損失のトレードオフを理解」していることを認識している。

私は、Googleの検索結果によって、想像し得るあらゆるニッチのライバルたちを比較検討せずに済んでいるという事実を享受している(つまりGoogleは消費者に有益な効率向上を提供している)。現在私のブラウザーには、タブが53個開いている。1秒1秒が私にとって大切だ。実際、Google自身による研究の結果、ユーザーは驚くほどスピードに対して敏感であることがわかっている。ウェブページの表示に500ミリ秒以上かかると、ユーザーの満足度は著しく下がる。

消費者(私を含む)は、今後益々コンピューターに判断を委ねるようになる。フライトからレストランからテレビ番組まで。そして、益々情報を欲しがるようになるわれわれの生活において、答えは1秒でも早く欲しい。

スピードへの欲求は、必然的にライバルを蹴落とす。なぜなら、吸収できる情報量を増やすことは、検索毎に質の高い情報を得るために必要な時間を犠牲にするに値するからだ。独禁法が意味を持つのは、政府支援の通信業界が、安くて速いインターネットを他のインターネット会社が提供するのを阻害しているような場合だ。

しかし消費者はGoogleを選択している。さらに重要なことに、彼らはGoogleに自分の代わりに(早い)選択を委ねている。ユーザーが自分自身に不利益を与えているとみんなが信じない限り、Googleの支配は「モノポリー」成立に必要な第2の法的要件である不利益を伴っていない。

実際、われわれがGoogleに委ねる判断が増えれば増えるほど、Googleがモノポリーになることは不可能になっていく。たとえ彼らがどれほど市場を占有したとしても。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

  • Tarosan9

    『現在私のブラウザーには、タブが53個開いている。1秒1秒が私にとって大切だ。』
    『消費者(私を含む)は、今後益々コンピューターに判断を委ねるようになる。フライトからレストランからテレビ番組まで。そして、益々情報を欲しがるようになるわれわれの生活において、答えは1秒でも早く欲しい。』なんてせわしない生き方。私にとってこれは、もう過ぎ去った「21世紀最初の10年の価値観」だ。私はこんな風には生きたくないな。それともう一つ。
    『しかし消費者はGoogleを選択している。』
    Googleにとって消費者とは検索を実行する個人ではない。Googleにとって消費者とは、ネット広告を出す人たちのことだ。彼らが「Googleは不当に広告市場を独占している」と考えるかどうかがポイントだと思う。

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コメント

Akihiko Sato
ちょっとよくわかりませんが、私は両社のグループウェアに感心を持っています。Googleは、Offic…
Wataru Kanzaki
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