今日(米国時間1/8)午前にDigitimesが業界筋の話を引用したのに続き、Wallstreet Journalも今日、Appleが低価格版iPhoneを開発中で早ければ今年中にも発売するという情報を確認する記事を報じた。
その機種は安価な部品を使うことによって低価格化されるとWSJは言っている。例えば、ポリカーボネート製筺体やiPhone旧モデルのリサイクル部品などだ。Appleがこの種のデバイスを模索しているとWSJが報道したのはこれが初めてではない。2011年にも同じような記事を書き、情報源は「本件に詳しい人物」だった。
この手の機種は中国を含むiPhoneの高価格が懸念される新興市場向けに理想的だ。WSJの記事によると、Appleはこの低価格iPhoneを数年来開発しているが、どう進めるべきかを決断できていない。
もしこの新しい低価格版iPhoneの記事が真実なら、Appleは未だにスマートフォンへの移行競争の激しい新興地域で、Androidとの戦いを有利に進められる。現在Androidは、同OSを塔載する機種が多岐にわたることによって有利な位置にあり、中にはこれらの地域でアップグレード元となっている「多機能電話」の価格に迫る機種もある。
モバイル分析会社のFlurryが昨年報告したところによると、2012年にモバイルアプリ市場規模が最も大きかったの国はインド、中国、日本だ。中でも中国は2012年に急成長し、昨年3月時点でiOSおよびAndroidの新規アクティベーション数で世界第2位へと上昇した。現在中国はAppleにとって世界第2の市場であるが、iPhoneはSamsung、Nokia、さらにはHuawei、ZTE、Lenovoらの国内メーカーとの競争によって牽引力を失いつつある。
それでも中国で発売されたiPhone 5は、製品ラインアップの少なさにもかかわらず販売好調と伝えられている。Appleが後に発表したところによると、発売一週間で200万台以上が販売された。
Digitimesの記事には、低価格iPhoneの画面はiPhone 5より大きくなると書かれているが、これはあり得ないだろう。価格を上げることになる。しかしDigitimesの記事は概して当たり外れが大きい。一方WSJは、噂の信頼度を高めている。
また一部のアナリストは、Appleが今のiPhoneに手の届かない何百何千万人のユーザー獲得で戦うためには、こうした機種を発売する必要があると確信している。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi)
